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スコットランド国立美術館 美の巨匠たち

先日、スコットランドランド国立美術館 美の巨匠たちを観に行ってきました

普段は印象派やその付近の時代の美術展を観ることがほとんどなので、ルネサンス期の宗教画など観ることができる貴重な美術展です

先日記事にした、ルーベンス(「フランダースの犬」で主人公ネロがずっと観たがっていた画家)の作品も観てきました

私が感じることができたのは「なんかすごい」くらいでしたが、生の絵を観て、絵のすごさ、絵画の持つ力をほんの少し体感してきたように思います

他にも、レオナルドダヴィンチの師匠の作品、ゴッホやゴーギャン、ルノワールやモネの作品も来ていました

長い時代をひとつの美術展で楽しめて、すごくよかったなあと思います

おすすめです

そんな中で、タイトルの上の写真の作品は、今回の作品展の「エピローグ」で、アメリカ人画家フレデリック・エドウィン・チャーチの作品です(アメリカ側から見たナイアガラの滝(1867))

どうして「スコットランド国立美術館」の作品展に、アメリカ人画家の作品が最後にあるのかというと、こちらの作品は、スコットランドの貧しい環境に生まれて、その後アメリカに渡り、財を成したある絵画コレクターが、晩年近くに祖国への感謝を込めて寄贈した作品とのことでした

そもそも、スコットランド国立美術館というのは、設立当初に絵を買う予算が足りていなかったそうで、市民や名士の寄贈によって基礎を成した美術館だということで、その象徴としてエピローグにこちらの作品が展示されたそうです

とてもじーんとしました。絵画には物語があると思っていますが、美術館、美術展そのものにもストーリーがあるなんて。人の人生みたいですね

おすすめの美術展です。あと数日やっています

余談ですが、その「アメリカに渡って成功し、祖国に寄贈した絵画コレクター」ですが、慈善家のケネディ(John Stewart Kennedy)さんという方でした。気になって調べちゃいました



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