第56話 気抜けと簿記1級
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1級の簿記漬けの日々なのですが、2級を受かれたことで私は気抜けしていたと思います。
もっと簿記が難しくなり、授業を聞いていても分かっていても分かってない感が満載でした。これをちゃんと理解して1級受からないと、税理士の道行けれないんだ。信っじられない!
そして気力が落ちてきて、お弁当を食べたあとは眠気との闘いです。皆も同じらしく、筆箱を落とす音や、既に腕を前に突き出し頭を乗せて限界な人も。
そんな状態の生徒が多くなってきた日のこと。熱血指導の先生がブチ切れました。
「そんなにやる気ないなら、やめるわ!!!」
チョークを置いて教室から出ていってしまいました。あーらま、えらいこっちゃ。
ザワザワ!どーする?そんな言葉が笑いながらざわめきます。
「だって眠すぎる。あの先生、眠くなる粉振りまいてない?(笑)」
「ほんと!マジでそう思う!」
皆が同じでした。
片方の工業簿記の先生は、眠くなりにくいのに。これ如何に?!
言葉に抑揚が無いのかな?高い授業料払ってるし、どーする?誰かが謝りに行って授業再開してもらう?そんな会話が出てくるようになって数分後、先生が戻ってきました。
難解な1級を教える側の先生も、分かりやすく教えるのに必死なのにね。どう考えても私達が悪い。「やる気だせ!!やるぞ!」
授業再開です。
授業について行くだけで精一杯なのは、私だけではなさそう。
ですが、税理士科(2年制)を選んだつかの間の運命共同体の皆です。やるしかない。
あーキツイ!眠気をどうにか脇に置き、ひたすら集中力を戻していきます。
本当に先生ごめんなさい。粉を振りまかないでー。
生徒の私達はついて行く、先生も旗をフリフリ先頭走って熱血指導の再開です。
そんな日があったからか、私達も気力を立て直していくことができ、先生は二度と出ていかなかったです。
眠さを脇に置く事も覚えたのでした。あー、そういえば先生のスーツから赤いトランクスが透けていたな(笑)
おっと!口が滑ったかな。
このままじゃ、1級難しいよ?どうする?自分のお金で来てるんじゃないよ!
頭の中は数字と親の顔と問題を理解しようとするもので、ギチギチいっぱいです。
吐き出せたらいいのに。。更に入れるなんて。。
弱音が駆け巡ります。(これ、透析しながら?無理っしょ!)
またやる気出させるの偉かったね。
皆と一緒でよかったよ。
弱音は分かったよ。
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