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第164話 選択した病院内の愛しき姿
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自分が参加しているsnsのコミュニティで、ジェネリックに関する質問が上がっていた。
私は一宮市から名古屋市まで透析に電車で通っている。
・仕方なく、そこの病院に行っている→交通費が軽減有り。
・自分で選んで、そこの病院に行っている→交通費軽減無し。
養護学校高等部卒業前のある日、主治医から病院のリストを見せられ、卒業後の透析病院を選ぶことになった。
そのリストには病院名とベッド数があって、即座に私はベッド数が多い「増子記念病院」を選んだ。
自分が血管に苦労しているから、ベッド数が多ければ血管が細い人にも色々対応してくれるかも知れない、、という期待から決めた。
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めっちゃ可愛い!!
白ごま(左下)とアールグレイクッキーを買った。
そう、自分で選んだ。
大原簿記専門学校にも近かったしね。
だから交通費は全額自己負担。
ジェネリックを選ばずにいて、お薬代まで払えない。
それに私はかなりのアレルギー体質だ。逆にジェネリックの方が好都合。
コロコロ変わるジェネリックの方がアレルギーは出にくいし、前は花粉症の薬だけで2回効かなくなって変えている。
一宮市にも、もちろん透析病院はあるが私は病院を変えるつもりは無い。
脳のMRIから骨密度測定までしっかり検査してくれるし、18歳からお世話になり温かな医療従事者が次から次に増えている。
看護師さん同士の結婚報告、患者さんと看護師さんの結婚報告、患者さんと臨床工学技士さんの結婚報告、妊娠・出産・子育てとの両立・保育所費用の話、看護師さんが地元へ帰る報告や好きなことをやる為に看護師を辞める話まで、色々と話してきている。
いつ間にか3人のパパになっている看護師さんが、途中でクローン病を発病したり、、。
股関節に生まれつき軽い障害のある娘さんの看護師ママ。
私が助言できることは、たまに起こるのだ。
妊娠さえ許されない人生の私には、妊娠・出産の報告は辛くないと言えば嘘になる。
だけど医療従事者の素の笑顔は素敵だ。
もちろん患者さん同士の悩みも長くなれば深まる。関節は痛くない所の方が少なくなるからね。腎がんやシャントの苦労、なかなか温まらない指先も。
私には家族同然どころか、家族より私を知ってるかもしれない。
増子記念病院は第3次救急ではない(増子は第2次救急)ので、私が究極の悪化時を知らないけど、それでいい。
知らないからこそ、笑顔で帰ってこようと思える場所であり、最後はあそこなら10000点と思っていられる場所なのだ。
大切な人がたくさんいる場所。
私は増子記念病院を愛している。
私は18歳でいい選択をした!
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