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第151話 カプセル内視鏡検査

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初めてカプセル内視鏡をしたのはいつだったか?あまり覚えてないのですが、クローン病の手術が済んだ後でした。

透析病院では3ヶ月に一度、便潜血検査があります。そこで血が混じっていて+判定をされると、カプセル内視鏡か大腸カメラを選択することになります。
昔はカプセル内視鏡など無かったので、大腸カメラや小腸造影をやらされました。

クローン病の場合は、途中で狭窄があって通過出来ない可能性があり、先ずはダミーカプセルを飲む検査をして、見事にお尻からご出産できたら本番の検査ができます。

前日から検査は始まります。
レトルト低残渣食を食べる1日を過ごします。当日は朝から絶食です。空きっ腹で朝9時には病院に付き、トイレ付きの小さな個室に通されます。そこからお腹にセンサーを何個も貼り付けます。センサーの本体をカプセルが出るまで傍らに。

カプセルを飲みます。普通の薬のカプセルとは全く違うほど大きいです。ビビります。飲み込むのにコツが要ります。口の中でカプセルを舌で動かし、流れやすく奥行きのある形に整えて、多めに水をもらい飲み込んで下さい。

ラベンダー
そろそろ終わりかな?いい匂い。

1500cc~2000ccの下剤を腸内を見やすくする為に飲みます。美味しくないスポーツ飲料という感じです。この下剤をプログラム通りに飲みます。飲みやすくする為に冷えているので、空きっ腹で熱量の無い体は寒くなります。エアコンがあるなら使ってください。無ければ厚手のカーディガンを持ってきてください。

シャーシャーの下痢になるので、トイレが間に合わないとパンツが濡れます。生理用品を付けていくのをオススメします。便が薄い黄色になるで下剤を飲みます。この頃には下剤はぬるくて不味くなっていて、なかなかの苦行です。

胃の動きを良くする筋肉注射と、ガス(オナラ)を抑える薬があります。透析患者は脱水で透析の血管が閉塞しないように、別に1000ccのお茶を飲みます。買ってきて持参して下さい。

カプセルを胃から腸へ移動させる為に、右下に横になります。胃を動かす為にガムを噛みます。好きな味のガムを持参して下さい。移動させる為に階段運動をしたりします。私の場合は個室で立ち、かかと落としをしました。

下剤と共にカプセルは移動し、お尻から見事に光るカプセルをご出産できれば、検査は終了です。お腹から貼り付けたセンサーを剥がし、本体ともおさらばです。ご褒美に好きなものを食べて帰宅して大丈夫です。空っぽのお腹はめっちゃ動きます。

後日、診察に呼ばれ検査結果を医師から言われます。そこでポリープがあって大きければ、また後日に下剤を飲み、肛門からカメラを入れてポリープ切除です。切除自体に痛みは無いです。潰瘍の場合は程度を言われると、必要なら同じく後日肛門からです。

私はクローン病手術後、ポリープも潰瘍もあっても肛門からカメラは、してないです。セーフ!




綺麗な腸はピンク色の洗濯機ホースみたい。
ポリープや潰瘍は分かりやすいよね。
便潜血検査はいつも-判定になるように、食事に気をつけようね。
内臓に癒着があると小腸造影や肛門からのカメラは、かなり痛いから日頃の食事管理しよう。

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