第80話 医師の見通しと自分の甘さ
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ガーゼ交換する時に消毒するので、自分で確認しました。
傷は1つが6~7cmほどあり全部で5箇所。痛いはずです。
でも理由は自分で分かりました。癒着です。
今までの人生で5回手術している為に、臓器同士がヤダー!触らないで!とベタベタとくっ付き合っているという事。
私が医師に何度も手術している事を言わなかった為に、こんな事態になっているわけです。
右腎を摘出する時に、他の臓器がベタベタにくっついていて、剥がしながら摘出するのに大変だったという事です。
私は医師に説明を求めませんでした。普通なら求めますよね(苦笑)
「なんでこんな事になってるんだ!話が違うじゃないか!!」と。
でも私は初めて手術した訳でも無く、見聞きしてきた経験値が違います。
しかも今回の手術は私の夢を叶える為とはいえ、管を入れた病院には摘出する事を告げずに来ています。
後ろめたいし、自業自得な訳です。
ただ、シャント閉塞し手術が増えた事は許容範囲を越えてましたが。
本当にあちらを立てればこちらが立たず。厄介な体!夢を叶えたいだけなのに。
シャント閉塞は、きっと手術中に血圧が下がったのでしょうね。全身麻酔は局所麻酔と違って、どうなるか分からない怖さがあります。
下がった血圧を戻す事はできても、シャントは既に閉塞したんですね。
そして、理由を忘れましたが転院する事になりました。透析病院へ転院しました。
厳重にガーゼをして、感染に気をつけて。
透析病院で数日過ぎた頃、微熱が続きました。転院する時に傷から感染していたんです。
5箇所の傷の内、1番下腹部に近い場所が感染していました。
傷からジワジワと何か漏れてきてる。
病室でその傷の糸を切り、開腹するとダバダバと膿が出てきました。膿盆にたっぷりと。
傷にイソジンという消毒液を浸したガーゼを、体の表面まで何十枚も詰め込みました。
肉が自然に出来上がって塞がるまで、開腹したままになりました。塞がるまで1ヶ月かかりました。
痛みはありませんが、管を入れた病院を裏切ったバチが当たったと思いました。
あと1本の管を我慢出来なかった。自分が情けなく浅薄なことです。
あらゆる経験を積んでいくね。
でもね、そんな強くなる事ないよ。
泣かないし愚痴も言わない。
自業自得て抱え込まなくていいんだよ。
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