
第114話 輸血と大音声と鳥
前の記事です▼
またヘモグロビンが下がってきまして、6.6です。
透析中に輸血することに。
また知らない誰かの血液をいただきます。
ありがとうございます。
この頃は、座薬ボルタレンの痛み止めがあまり効かなくて。
ペンタジンという痛み止めを点滴で入れてもらうのですが、普通は200ccの生理食塩水に混ぜて点滴しますが、私は水分制限があるため100ccに減らしてから、混ぜてもらってるという看護師さんにひと手間かけてもらってます。
自分の栄養の点滴に加えて、痛み止めの点滴を追加されるのを、ぼーーーっとみてて
「これでまた寝れる。。」
と思うわけです。

みーつけた!脳みたいだな(笑)
そんな時に仰天です。
夜中の2時に隣のお婆ちゃんが、イヤホン付けずにテレビを大音声!!
うとうと寝れてたのに、びっくりです!
なんてことをしてくれるんだ。
痛み止めで寝れてたのに。
耳、そんな遠いの??
こちらは心臓バクバク(笑)
ナースコールをして、どうにか事をおさめてもらいました。
ふーーー。
びっくりし過ぎて直ぐに寝れないよ。
そのお婆ちゃんは次の日に退院していきました。
また次のお婆ちゃんが入院してきましたが。
お婆ちゃんのが私より元気やん!(笑)
湯治でも行ってきて下さいね。
あーーーお風呂、入ってないなーーー。。
シャワーも無理ーー。
透析の体力だけで限界。
難病ってしみじみ厄介だと知りました。
そんな日々に、窓際の方へベッドを移動させてもらいました。
少しは我儘な外出をしてから、日光を浴びる元気が出たようです。
もちろん動けないので、ブラインド調節は全て看護師さんにしてもらわないといけませんが、良い事です。
気がつくと窓際に鳥が1羽いて、外を見ているのではなく、私を見ていました。
(え?!心配されてる?)
素直に
(ありがとう。動けないけど大丈夫だよー)
と見返していると、2羽から3羽へ。
心の扉を全開にできると鳥が来てくれる事が分かりました。
餌、無くても来たよ(笑)
不思議な体験でした。
看護師さんが来て飛び立ってしまいましたが、私を心配してくれたのが、伝わってきました。
世の中には動物に好かれる人っていますけど、あれは心を全開にできる人なんだなー。
私は、あの時だけでした。
「心を全開にする」てどうやればいいのか、もう分かりません。
素直になることなんでしょうけどね。
あれは天使とかと一緒にいる鳥だったのかな?
お婆ちゃんにはびっくりだね。
予想不可能な子供と年取ると似てくるのかな?
面白かったね。
鳥さん、心配してくれたね。
窓際に移って良かった。
次の記事です▼