第119話 腹水が?と生き様とは?
前の記事です▼
2009年3月31日
腹水が無くなりました。
水分制限を300ccにしたからです。努力が報われました。
転院日はまだ決まりません。
3月末と聞いていましたが。家族はジリジリとしています。
妹に寝たきりの時に言ってしまった言葉があります。微笑みながら
「私、このまま弱って死んじゃうのかな?」
妹は辛かったでしょう。
私も過酷を極めていた。生かされる辛さとういうものを。
ですが、手足が拘縮し何も喋れないご老人もいます。胃瘻(胃に穴を開けて管を接続する手術をしてある)から液体の食事を入れて。無言の涙。
それは生きていると言えても、人生を歩いているとは言い難い。
喋れる人が少ない内科病棟とは、そういう世界です。
どういう風に死にたいか?
元気なうちにエンディングノートを書いて下さいね。
人工呼吸器や胃瘻や酸素、要りますか?
財産はどうしますか?会っておきたい人は?
脳死や心停止での臓器移植への貢献は?
運転免許証の裏を見て下さい。(親族に臓器移植が必要な人がいる場合、「親族優先」と書いて下さると有り難いと思います)
元気に生きて、死に方を少しは選べます。
運転免許証が無い場合は、ドナーカードを手に入れて下さると良いですよ。
家族と話す機会にちゃんと話して下さいね。
家族が「縁起でもない!」と言うかもしれません。
ですが、ずっと命と向き合っている人が病院にいます。分かっているのに知らないふりをしていませんか?
病院から出て元気に歩ける人生を待ちわびている人がいるんですよ。
健康な人も運転免許証やエンディングノートで色々とできます。娘や息子や孫に何を残しますか?
「生き様」て色々あるんですよ。
愛しているなら元気なうちにね!
お茶を用意して家族会議を開いてね!
本当に生き様で千差万別だよね。
遺産処理の方法やそれにかかる費用も残してほしい。
パソコンでワンクリックで見れると嬉しいね!
次の記事です▼