第99話 2度目の小腸造影
前の記事です▼
もう正直に書いてくのと、あの時の思いを振り返って書くのも辛くなっています。
2度目の小腸造影検査です。
今回は点滴で生理食塩水(体液に近い水)を1000cc予めいれました。脱水によるシャント閉塞を防ぐため。
そして今回は意識を朦朧とさせる薬を使ってくれるそうです。
ですが、医師には大問題になったんです。
私は無意識下で、鼻から入れてるカメラを抜こうと必死になったそうです。
あと、お腹の痛みをうったえていたそうです。
私が意識を取り戻した所は、検査室横のトイレでした。
這いずって来たらしいです。
成人用オムツをしていて、それでも下半身は出た造影剤でビシャビシャでした。
口からも造影剤を吐きまくり、前回の小腸造影検査後にシャント閉塞した後に、シャント手術したのに、また脱水でシャント閉塞です。
どれだけ苦しめるのでしょうか?
もうあの主治医に何も言いたくなくなりました。
愚痴も言いたく無くなるんです。
頑張るなんて言葉は、この世から消えればいい!と思いました。
誰にも何も言いたく無くなるんです。看護師さんが血圧を測ってくれても無言です。
検査後に主治医が部屋に来ました。
「小腸に問題はありませんでした。」
「そうですか。」
、、、、。
日々は淡々と過ぎ、次は大腸カメラをすることになりました。
検査前にマグコロールを紙コップ1杯と下剤を3錠飲みました。ですが、これが狭窄で通過せず嘔吐と熱を出しました。朝の4時半まで吐いて苦しみました。
胃がパンパンで苦しくて、筋肉注射でやっと楽になります。
楽にしてもらうにも注射が要るのですが、苦しすぎて何でもいいから、やってもらいました。
そして吐いてる時に気がつきましたが、またシャント閉塞です。脱水したんですね。
そして小腸造影で瘻孔(ろうこう)がある事ことを発見されてました。
瘻孔とは、腸の消化物が正しい所を通過せずに違う場所から出る状態です。
私の小腸は、ある所で大腸と勝手に繋がっていて、そこに造影剤が流れていたとのこと。
問題ありませんでしたって言いましたよね?!
なんて言いません。
言う気力さえありません。
大腸カメラは中止になりました。
ここまでして検査するものじゃないと思います。
でも検査無しで手術は出来ない。手術出来なければ、根本的解決は出来ません。
また同じ言葉です。
透析だけだったら。
「毒を喰わらば皿まで」て言葉がありましたね。
それやってるのか。
家族はこんな苦しみを知りません。
知ってるのは医師と看護師のみです。
私も言いたくないんです。
精神科医に言われた事があります。
「こんなに愚痴を言わない人は初めてだ(笑)」
源氏物語で読んだ事があります。
「女の体は涙の壺」
どれだけ頑張ってても苦しいね。
健康な人が読みたくなくなるね。
なんでそんなに頑張れるの?
未来で赤ちゃん産んで、お母さんになって幸せに暮らしたいからだよね。
次の記事です▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?