第141話 突然の連絡と嬉しい痛み
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私は2010年8月に小腸からの人工肛門イレオストミー閉鎖手術を、三重大学医学部附属病院消化管外科に予約していました。
痺れを切らし催促の電話を、10月中頃にして1週間程した夕方です。携帯が鳴りました。
病院からです。
なんと11月8日入院・9日手術だそうです。
びっくりです。
(催促の電話をした時、7月に予約した人が終わってないと言ってたのに?1週間で終わったの?!)
(透析室の空きや、麻酔医は教授でとの準備まで出来ちゃったわけ?)
訳が分からないまま、バタバタと必要物品を用意しだしました。足りないものは病院の売店に売っています。
直ぐに入院当日になり、看護師さんに言われ足りない物を買いに行きます。
手術予定所要時間は2時間です。
手術前に医師と話した事で知らない事を聞けました。腸と腸を縫い合わせる専用の機械があるそうです。
手術室専属の看護師さんは、あらゆる物品を把握し準備している。もちろん使用後の消毒まで。
翌日の9時、手術開始です。
手術室で初っ端から麻酔を入れる血管確保に失敗です。
相変わらず私に使える血管は見つけにくいです。
慣れてても痛いです。
医師も到着し、消毒臭い口からの吸入麻酔する為のマスクをあてがわれます。臭くても我慢です。そして確保できた血管から静脈麻酔が入れられ、ゆっくり目が閉じました。(ギリギリまで目は開けていないといけません)
手術が終わって手術室専属看護師に話しかけられました。
看護師「岸さん?わかる?痛い?」
大きな声が聞こえました。
私「・・・・・嬉しい痛み。」
ぼんやりと目を開けます。
看護師「嬉しい痛みだって。」
看護師同士目を合わせていました。
看護師「手は握れる?」
きゅーっと握る。
看護師「足先は動かせる?」
ムニュムニュと足先をグーに。
看護師「落ち着いてるやん」
まだ眠気は凄くて目を閉じる。
〇北医師が私を病棟にベッドごと帰ってくる途中で、ガン!!とトイレのドアにぶつかりドア破損。
(痛っ!!、、やめて。)
激しい揺れに、お腹に痛みが響いて起きました。
〇北医師「直しといてー!」
ナースセンターに言い置いて、病室へ。
看護師さん達に安心感あげられて偉かったね。
覚悟と度胸、尋常じゃないよ。
やりきる強さ凄いね!
自分の知らない所で先生達がチーム組んで動いてくれてたね。
感謝と幸せを祈り届けたいね。
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