第124話 イレオストミーと食欲
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2009年4月22日
三重大学医学部附属病院消化管外科の医師達によるイレオストミー造設手術は終わり、1晩経過し体は回復してきていました。
心電図が取れ、指先の酸素計が取れました。水分が200ccまで許可されました。
私は小腸からの人工肛門イレオストミーになりました。
大腸からの人工肛門はコロストミーと言いまして、人工膀胱・人工肛門の方々をオストメイトと言います。
外出中に尿や便が漏れた場合、障害者用トイレでパウチ交換をします。20分ほどかかりますが、一緒にいてくれてる人はネットサーフィンか、おやつでも食べて気楽に待っていて下さると助かります。
そうです。オストメイトはいつも交換するセットを持ち歩くのですよ。
え?不便?
いやいや、食べれるようになるし飲めるようになるなら、交換もマスターするんです。皆で食べ歩きが出来るんですから!
ですが、、、困っていました。
絶食期間が長かった(8ヶ月)為に、食欲が無いのです。食べたくありません。
どうしても食べろと言われれば食べますが、ストレスなのです。
私の場合は「飲む」行為はしていたので、飲み込むリハビリは必要無いのですが。
びっくりですよね。きっと食べたくて仕方無いはずと普通は思うのでしょうけど。
ストレスと思うほど食欲は無かったです。
ストレスが強すぎる人は、消化器外科から消化器内科へ転科するそうです。心がおかしくなってしまうのですね。少し期間を設けて心からリハビリです。
驚くことに、目の前に食事が来てても食欲は湧きません。
それが長い絶食の結果なんです。
目の前に重湯(お粥の上汁)とスープが来てても、暫く見てるだけだったね。
胃も使ってなくて、小さくなってたみたい。
人間の体って不思議がいっぱい!
マイペースでいいよ。
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