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第145話 真っ黒い人
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6月の梅雨どきです。
台風直撃だろうと正月だろうと透析に休みは無い私は、梅雨空の気が沈む気持ちを抱えて病院へ。
もちろん透析に行きたくない日だってあるんです。穿刺(せんし)が上手くいかない日が続いた時とかね。
名古屋駅地下鉄桜通線のホームにいました。
そこで私は下を向いていたんだと思います。かなり周波数や波動といったものが低かったと思われます。
突然、目の前に黒い人が現れました。
白目だけが目立ち、他は真っ黒です。
黒い人「寂しいんでしょ?寂しいんでしょ?」
私は後退りします。
走り逃げることが何故かできません。
黒い人「違うの?寂しいんでしょ?」
私「寂しくないです!」
ホームの柱まで追い込まれました。
私「寂しくないです!」
シャツから靴まで真っ黒な人は、薄笑いをしながら去っていきました。
(悪魔の化身か?!!)
とてつもなく怖い出来事でした。
もし私が自分の孤独感をさらけ出し、言葉を肯定してついて行っていたら?!
世の中にあんな人も存在するんだと、嫌な汗をかきました。真っ暗闇の底から足を引っ張るような人。
先の未来を明るく考え、周波数を下げないで口角を上げていましょう。
私は1人で地下鉄に乗り込まないように、人のいる場所へ行ったり、音楽を聞いて気持ち良くいるように心掛けるようになりました。
二度とあのような人に付け入られる事のないように。
本当に怖かったね!!
手術より何よりも怖かった!
怖いって思えてよかったよ。
否定できてよかったよ。
大丈夫だよ?見えない人もいるから。
絶対に独りじゃないからね!
独りにはなりえないから。
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