第154話 コロナ罹患
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2022年9月23日
朝起きて、喉に違和感を感じた。
(自分のイビキのせい?!)
1日様子見をして翌日の朝には痛みは悪化。
(ヤバいかも。透析室で皆に移したら絶対ダメ!)
透析室へ電話して、病院からPCR検査を受けて欲しいと言われ、陽性なら入院がいいと伝えて、入院用意を持ってコロナ疑惑患者用の仮設個室に通され、PCR検査を受けました。
1時間後くらいに結果はでて、陽性判定。
陰圧室に入院が決まり、準備に待つ。
陰圧室とは、菌が部屋から出ないように気圧を下げてある部屋です。もちろん部屋から出るのは禁止です。
部屋に入室し着替えて直ぐに貸切エレベーターでCTを撮りに1階へ。
肺炎は無し。
部屋に戻ると、色々な承諾書にサイン。
・もしもの連絡先
・ドナーカードの有無
・ラゲブリオ(毒々しい赤色のカプセル薬)とゼブュディ(点滴)の投与承諾書
・延命治療の有無
など。
ドナーカードとは、自分が亡くなった時に臓器を誰かにあげられる意思表示カードです。運転免許証の裏にも同じものがあります。
なぜ陰圧室入院を希望したかと言いますと、私は40歳過ぎてから体力が落ちたのか、風邪から肺炎になったことが3回あり、最初の一回目は肺炎から敗血症に陥り、主治医が血相を変えて部屋に来たことがありました。
今は肺炎球菌ワクチンに頼っています。60歳以上なら市町村から補助金があったりしますが、私は貰えないので自費です。
ラゲブリオ、1錠で2000円くらいのお高い薬です。それを朝晩4錠ずつ飲みます。さぁ1日でいくら?
1瓶飲みきります。6日間でした。
しかも大きなカプセル錠で、水分制限のある透析患者には飲むのは厳しいものです。
ラゲブリオと同時にゼブュディの点滴を手の甲から投与。この点滴は1回だけでした。
30分ごとに体はどんどん悪くなり、喉が痛くて咳が出ます。痰も凄くて持ってきたティッシュを使い切り、買ってきてもらいました。
熱は37度台ですみましたが、咳と痰が酷くて寝るのが難しい。寝る前にあくびをすると、喉の奥まで口を開くだけで、心臓が出そうな咳をします。横になると咳は酷くなるので、寝れた感じがしない。
熱と咳と痰は、だんだん良くなってきます。
2022年10月1日に退院し、軽い咳と痰を様子見しながら自宅の自室で過ごしました。
簾を片付けて、日光浴5分したのを覚えています。外はまだまだ暑かったですね。
でも外の空気がやっと吸えて最高でした!
ちなみに食欲は退院しても暫くずっとありませんでした。コロナ撃退の為に機械的に食べていました。味覚障害は無かったです。
退院する時にレッドゾーンから出て、古馴染みの看護師さんが窓越しに両手を大きく振って、喜んでくれました。18歳からお世話になっている病院を、変えずにきて良かったと強く思ったことでした。
生きていると大切な人が増えていく。
これが私の財産。
本当に生きてるだけて丸儲けだね。
これからどんな人と出会って、何を話せるかな?
経験して知ったこと沢山あるでしょ?
それ惜しみなく渡せますように!
会いたい人には会いに行こうね。
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