レイ・オーバとジャンヌ・ドラニエスの特徴を考えてみる④[プロモジャンヌ編]

前回の記事はこちら

さて、ついにこのレイジャンヌ振り返り記事も最終回です。
この記事ではプロモーションカードのジャンヌ・ドラニエスを振り返り、最後にここまでの振り返りを経て、今の自分が詩姫限定戦でレイジャンヌデッキを組むなら、というレシピを公開しようと思いますので、お付き合いよろしくお願いします。
では、早速参りましょう。

手に持っているのは裁きの神剣

まずはじめに紹介するのが、レイさん(や他の剣刃編モチーフの詩姫たち)と共に登場した[聖剣の乙女セイクリッドソーズ]です。
このカードの特徴は、現状唯一このジャンヌだけが持っている「レイ・オーバ」の召喚に反応して自らもノーコスト召喚される効果で、序盤から9コストのスピリットが盤面に出る、という点は煌臨元を早期に用意できるという観点から個人的に好きな効果です。アイカツコラボの湊みおちゃんにも同系統の効果が欲しかったです。
その後の召喚時効果も強烈で、「フィールドにレイさんと2人きり」という[レイさんロックオン]でも印象深かった条件を指定します。が、その分の見返りも凄まじく、相手のスピリット/アルティメットすべてを手札に返してしまいます。現在の環境だと、契約煌臨ですぐに復帰されてしまう可能性が高く、若干のバリューを落としてしまいますが、それでも除去の苦手なレイさんのサポート効果としてみると強力な効果だと思います。デッキ下バウンスだとなお良かったんですがね。

表情とフレーバーテキストがベストマッチ

続いては[ハロウィン・ウィッチ]です。
こちらは系統:衣装のコスト3、最大軽減1コストという点が[スクールバンド]を彷彿とさせますが、あちらと違いミラージュ効果を持っています。
ミラージュ効果では、セット中のこのカードを破棄することでレイさんを回復させる、[シャイニングソング]とのコンボを想定したテキストになっています。多くの場面で、[シャイニングソング]のアタック時にはこのミラージュでは無い別のミラージュがセットされているはずなので、アタック時効果でこのカードをセットし、そのままフラッシュで回復させる動きを取ることが多いです。
スピリットとしての効果も、軽減の多いレイさんの召喚補助としては及第点といえます。

テキストにレイさんを指定し始めた最初のカード

詩姫最初のプレバン商品で登場した[クリスマスパーティー]。
こちらは2つの永続効果を持ち、そのどちらも勝敗に大きく関わる効果を持っています。
それが、名称指定のシンボル固定効果で、Lv1からは[クリスマスパーティー]すべてを2シンボル固定、Lv2からは、レイさんと2人きりのときこのスピリットを2シンボル、レイさんを3シンボルに固定する、というものです。
特にLv2からのレイさん指定の効果は、別に[クリスマスパーティー]でなくとも3シンボルに固定するのです、耐性を持つ[スターフェス]と2人きり、かつレイさんのアタックが通れば、あちらの【アピール】と合わせて5点削りきることができるので非常に強力なコンボとなります。
欠点としてはシンボル固定効果しか持たないので、除去されやすく、かつLv2の維持コアが少し重い点かと思います。とはいえ、[クリスマスパーティー]のレイさんでこのカードと「深淵の巨剣 アビス・アポカリプス」を召喚し、そのままワンショットを狙うデッキも存在するので、一応実戦向きのカードだったりします。

カード全体から漂う狂気のバランスが絶妙

4回に渡ってお送りしてきたこの振り返り記事も、このカードの振り返りでいよいよ最後となりました。
現在最後のレイジャンヌ関連のプロモーションカードである[レイさん、はいど~ぞ]です。
このカードは、カード状態である間「レイ・オーバ」として扱う効果が最大の特徴です。この効果によって、「[ハロウィンパーティー]レイ・オーバ」のミラージュ効果で破棄したり、「[スクールバンド]ジャンヌ・ドラニエス」や「[レイさんロックオン]ジャンヌ・ドラニエス」の召喚時効果で回収することができます。反面、せっかく系統:私服を持っているのにチームが【トワイライトゴシック】のみなので、「世戦国フェスメインステージ」との相性はそんなに良くなかったりします。
スピリットとしては、召喚時にシンプルなボトム1ドローとLv2からのレイさんへのショーアップを持ちます。しかし、このショーアップ書き換え効果は、「[オフショット]ジャンヌ・ドラニエス」と異なり系統:衣装のレイさんしか対象にできません。また、衣装の自分自身にショーアップすることもできないので、思った以上にショーアップするタイミングが無かったりします。ただ、コスト面で見ると[オフショット]より軽いので、デッキ全体のコストバランスで採用を検討すると良いと思います。

以上をもって、現在存在するすべてのレイ・オーバ、ジャンヌ・ドラニエスのカードテキストの振り返りが終了しました。
自分自身、今まで様々な型のレイジャンヌデッキを組んできましたが、それ故にカード1枚1枚としっかり向き合うことを疎かにしていたと思い立ち書き始めたこの記事ですが、どこか1部分でも未来のレイジャンヌPの参考になれば幸いです。
最後に、冒頭でも少し触れましたが、"今の自分が詩姫限定構築でレイジャンヌデッキを組むなら"というデッキレシピと、簡単な解説でこの記事を締めたいと思います。
では、デッキレシピがこちら。

40枚デッキです

フィニッシュプランとして、[シャイニングソング]によるアンブロ高打点を採用し、[白黒幻奏モノクロームファンタジア]ジャンヌのミラージュ効果によるトラッシュからのレイさん踏み倒しを活かすためにアレックス以外のプロデューサー全採用となっています。詩姫戦想定なので、防御札もアタステ終了とバトル終了+アタック封じの2種を採用。
プロデューサーによって肝心な白黒ジャンヌがトラッシュに行っては元も子もないので、戦国フェスで回収できるように私服ジャンヌを多めに採用し、逆にレイさんはトラッシュから蘇生をメインに、状況次第でロックオンジャンヌで回収するので私服を入れない、という感じです。
その他の細かい点については、筆者のX(旧Twitter)にて発信すると思います。逆に質問も受け付けますので、興味を持っていただきましたら、@Aire_btsp のフォローをしていただけると嬉しいです。

では、改めてになりますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!


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