夜に沈む🌙

こんばんは。ただいま10月1日。日付を越したところです。次はnoteに何を書こうかな、と迷っていましたが、そろそろ深夜に差し掛かるということで。今日は夜に沈む瞬間について書こうと思います。

風の音が聞こえる場所

ドラマ　初恋の悪魔

孤独な夜。無音の音。

夜、1人で出歩いたり、自転車に乗っていたりする時。通っていた自動車の流れがふっと途切れる瞬間があります。その時に、無音の音に耳を澄ませることが好きです。風の音が聞こえるくらい、シンとした音がする。孤独が際立つのと反比例するように、民家の明るさを温かく感じる瞬間です。

考える夜。

部屋の中。あるいは誰もいない夜の道路を歩いている瞬間。ふとした時に、自分の中で何かが腑に落ちる瞬間があります。それは、生きることに対する、諦めのような思考の時もあれば、生きるために、自分が大切にしたい思考の時もあります。なぜだか、そういう思考が降ってくるのは決まって夜で。徹底的に自分が深く潜れる環境があってこそのものだと感じています。

光の中の夜

上京して思ったのは、都会の中の静寂が逆に孤独を際立たせるな。ということです。昼間は人通りが多く、栄えていても、夜になると急にあたりは静まりかえる。でも、ビルの中で光っているライトや、遠くに見えるマンションの光から、そこで確実に誰かが「生きて」いて「生活をしている」ことがわかる。
それらの光を見ると、夜に沈み、ただ漂っている私という存在がちっぽけに思えてきます。誰も見えない。誰にも見えていない。でも、遠くに誰かがいる様子がうかがえる。
自分が世界と隔絶したどこかにいる気分になります。

【間話】
表題の写真は、初恋の悪魔のロケ地。星砂とリサが話をしている場所です。ここは、川沿いということもあり、ものすごく静かですが、遠くに見えるタワーマンションや橋はこれでもかというほど光っていて、自分が1人寂しく歩いているちっぽけさが際立ち、個人的にとてもお気に入りの場所です。

夜に沈むということ

自分にとって夜に沈むことは、単純にあまりいい思考に向かない時が多くて、好きではありませんでした。中学〜高校生あたりまではそれが原因でなかなか眠ることができず、眠ることにプレッシャーを感じることもあったり。。

でも、その沈む瞬間がないと、私が私であるための、お守りになる思考にも出会えなくなる。ということに気づいてしまって。
結局大切にしたくなっちゃうんですよね。

みなさんはいつ、自分にとってのお守りのような思考に出会いますか？？
私にとってはそれが「夜」🌙

最後に私の大好きな本から、夜についての引用をして終わりたいと思います。中身のない文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。また気になったら遊びに来てください。

「知ってる？夜明けの直前が、一番暗いって。」

夜明けのすべて　瀬尾まいこ