テルミィーのお花だより。7月 アサガオ
“お天気屋”ファンのみなさーん、いつも
たくさんの“スキ❤️”をありがとうございマス。夏の朝を、夏野菜とくだものの
スムージーで乗りきっテル、女子社員・
テルミィーです。今月も暑さに負けず、
元気にお花だよりをお届けします。
7月のお花は、とくに、日本の小学生の皆さんにおなじみの、朝顏=アサガオです。「朝顏やつるべとられてもらい水」
(朝顏に、になっている本もあります)
〜江戸時代の女流俳人、加賀の千代女
さんの俳句です。“つるべ”とは、井戸水をくむのに使うおけのことで、たいていは、縄で井戸にむすんであります。朝、
井戸に水をくみに来た千代女さん。つるべのところにちょうど、キレイに咲く朝顏の花をよけてしまうのは、かわいそう
、朝早くにしか咲かず、すぐに閉じてしまうのだからと、おとなりに水をもらいに行ったという、やさしさを感じる句と
して、今に伝わっています。
でも、“朝顏”は実は、秋の季語で、“朝顏市”だと、夏の季語になるのだそうです。季語って、ムズカシイ!ちなみに、
朝顏市は、江戸時代以来続いている、
東京入谷の鬼子母神で、行われる市が、
有名です。
そんな朝顏は、熱帯アジア原産のヒルガオ科のつる性の一年草で、またの名を
“牽牛花”=ケンギュウカともいいます。
日本には、奈良時代の末に遣唐使によって、薬として中国からも持ち込まれ、
薬草園で栽培されていました。漢方薬と
なるのは、種子で、下痢やむくみに効くとされ、とくに古代中国では、貴重で高価な薬として、牛と種子が交換されるほどだったそうです。
「ウーン、牛一頭っていくらだろう(テルボーの声)」アー、先輩、そこは、古代の中国のお話なので…とにかく、昔は、
ものすごく、高価な薬だったということなのです。
日本では、平安時代になると、貴族の庭に植えられ、親しまれるようになり、
「源氏物語」や「枕草子」にも取り上げられました。昔の文学女子に人気があったのですね。さらに江戸時代になると、
品種改良がすすみ、庶民にも、よりいっそう親しまれるようになっていきました。つる性なので、現代では、「緑のカーテン」としても人気があるようデス。
暑い中、最後まで読んでくださって、
ありがとうございました!以上、今月は
浴衣姿でキメてみました。テルミィーと
……テルボーも似合っテル? でした。
#絵本
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