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落ち葉はゴミじゃない…オチバーマン登場!

自然サービス妖精会社“お天気屋”の
サービススタッフ兼“お天気学園”教師のテルボー。

秋の日の午後。
学園近くの“ウダツ山”に、
お手伝いの生徒=ヤンチャ妖精たちといっしょに、
落ち葉をはき集めにやってきました。

モチロン、“お天気屋”にとって落ち葉はゴミではありません。
だいじな、秋冬ビジネスのアイテムなのです。

花や野菜を育てる肥料になったり、
たき火で、さつまいもや栗を焼いたり、
女子社員テルミィーが、アクセサリーやリース作りの材料
にしたり…と、使いみちがいっぱいあります。

いつのまにか、テルッチのフカフカお昼寝ベットになったり、
テルタとテルナナのママゴト遊びの食器にもなっテル。
(…つまり、テルボーの仕事のお手伝いはしてない)

遊びに夢中の生徒たちをあてにせず、
ことしも、赤や黄色や茶色の落ち葉を、
テルボーがまごころこめて、はき集めテルと…。

「ハジメマシテ〜、テルボー!」と落ち葉の中から声が。
「アワワワ…ダ、ダレ?」とテルボーがびっくりすると、
たちまち、葉っぱが顔や手になり、
落ち葉の精“オチバーマン”が、毎年、落ち葉はきをガンバる
テルボーに、ゴアイサツにあらわれたのでした。

「落ち葉はゴミじゃないって、わかってくれてアリガト。
そして、毎年ゴクローサマ…」
こわいモンスターかと思ったら、そうじゃない優しいお言葉。

「ド、ドモ…毎年お世話になっテル!」
と、テルボーもゴアイサツを返し、
ヤンチャ妖精たちは、いっしょに遊びたそうにしテルと、
アッという間に、秋風のなか空高く飛んでいったのでした。

自然と歴史の勉強につかわせていただきます。決して、飲み代宴会代にはいたしません byお天気屋