ウルトラマンティガ7話感想
ウルトラマンティガ7話視聴。
父と娘の物語。そして、侵略者と開拓者の違いについての物語。
やっっっっっと!!!
視聴再開!!! 続き見れた!!!
まず個人的なことなのですが、OP映像で「ちょっと待て!?」ってリアルに声出た。キャストの中に「池田秀一」とあるんです。そう、言わずとしれた、『ガンダム』のシャアや『コナン』の赤井さんを演じられているお方。
どんな役?と思ったら、ヤナセ技官の副官さん役でした。
「素敵なお嬢さんになっているだろうな」「GUTSのエースパイロットだそうだ」の台詞が、もう赤井さんにしか聞こえんのよ……(コナンファン)
ではでは、本題に。
今回登場したのは、レギュラン星人。宇宙船が地球の宇宙船と衝突する軌道でとんでいたためにヤナセ技官が「応答せよ」と警告しますが、意思表示すらせずに無視。地球からの指示にて、レギュラン星人の宇宙船は爆破されました。最後まで宇宙船を爆破せずにしたかったヤナセ技官は判断の遅さから地球への出頭を命ぜられます。この頃から様子のおかしいレナ隊員。
それもそのはず。このヤナセ技官、レナ隊員の実のお父さんなのです!
いやぁ、きました、この展開! 娘と上手くいってないお父さん!
地球へ向かうヤナセ技官と副官。その途中に背後から攻撃を受け、墜落。一応無事に地球へとたどり着いたものの、副官さんが撃たれて蒸発。……この描写、ほんとショッキング……副官さんの断末魔が……。地球についてから殺されたのがせめてもの救い。地球に帰っては来れたから……でもキツイ……。
レギュラン星人はヤナセ技官を捉えます。
ヤナセ技官が墜落したと聞いたレナ隊員は「気づいたら乗ってた」と証言するくらい衝動的に探しに出かけます。それを知ったレギュラン星人は、レナ隊員を誘拐しヤナセ技官を苦しめるのです。
初め「私に娘はいない。知らない」と言っていた彼。自分の娘だと敵に認識されれば危ないと思ったんだろうな。それでも痛めつけるレギュラン星人に、後半は娘にすがりつきます。バリアで吹き飛ばされるんですが……レギュランこのやろう。
その時に懐から口紅の筒がコロコロ、と。これ、レナ隊員が9歳の誕生日プレゼントにねだったものなんです。それを12年間もずっと持ってるんですよこの人! お父さーーーん!!!
レギュラン星人の言い分として、爆破された宇宙船に妻も娘も居たとのことですが……ならなんで応答せんかった?となります。地球侵略を優先するあまり、妻も娘も見捨てて自分だけ逃げた、と……
レギュラン星人は「お前と私は似たもの同士」と言いますが……一緒にすんじゃねーよ!!! レナ隊員の前でヤナセ技官の嘘の脳内インプットを話しやがって!!! なーにが「家族はまた作ればいい」だ、そう思ってるのはお前のほうだろーが!!!
「ヤナセ オミの娘であることは誇りよ!」レナ隊員良く言った! その時のお父さんの顔よ。
いやぁ、良いところで助けに来てくれて本当に良かった、GUTSの皆さん!
戦闘です。
やられそうになって「降参!」のフリして道具を探す感じ……ここまでのレギュラン星人の性格からしてやりそうだよなぁ。試合ではなく殺し合いなので、卑怯もへったくれもあるか!状態なのです、戦闘というのは。作戦として有効だよね、使われたほうはめちゃくちゃムカツクが。
ここでも親子のシーンがまた熱いんです!
そして、ティガ。光線の鍔迫り合いの末に勝つの、って良いよね!!!(異論は認める)
焦げてしまった副官さんのヘルメットに花を供えるレナ隊員。
お父さんに対して「針千本飲んでちょうだい!」……言えたね。良かったね。仲直り出来て良かった。
親子の抱擁シーンって、名場面なんです。これ常識……!
最後のナレーションが心にささります。
侵略者も開拓者も紙一重。人類もいつ侵略者になるか分からない。……いいえ、歴史上では既に数多の侵略者を出しています。宇宙時代になった際も、侵略者と呼ばれぬように常に心を配らねばなりません。
ヤナセ技官とレギュラン星人。似てるようでいて対照的な二人の「父親」によって描き出された親子の物語でした。