久々の障害者自立支援協議会全体会
前回の障害者自立支援協議会全体会から半年が過ぎました。専門部会に入ってないと何もしないまま時間だけが過ぎて行きました。
そんな中、全体会の前月に福祉課の方から話をしたいと言われ、市役所に行ってきました。夏休みなので娘も一緒です。灼熱の昼間に娘と出かけるのは躊躇しますね…
何の話かというと訪問入浴の様子と入浴設備貸し出しのモデルケースの件でした。「なぜ今更?」これ、もう1年半ほど前に終わってますが・・・。
事前資料を見て私の中のゴングがなる
全体会の前に資料が届きました。その資料は3月に障害者自立支援協議会から市に渡した申入書の返事と今回の協議会で協議したい内容でした。
申入書の返事を見て残念な気持ちになりました。申し入れに対しての返事が全てずれていました。どうしてこの返事になるのか理解ができなかったし、こういう返事が書かれていることはそういうことなんだと感じました。
全体会の前月に福祉課の人と話をしていたのですが、そこで話した数十分の内容で現状維持でいけそうなことが書かれていたのです。これじゃあ、専門部会で話したことやモデルケースとして試行錯誤したことが全てなかったことになっているのです。そして、検討事項として市に投げられていた事項もなくなっていました。
当日、回答の説明を聞いて色々察する
協議会のスタートは年度が変わったこともあり、委員のメンバーや市役所のメンバーがガラッと変わりました。だから、委員や市役所のメンバーの紹介から始まりました。
その後、次第にしたがって進みました。申入書の回答になった時、市役所の方が回答について説明されました。大まかには書いてあることの読み上げです。最後に「これに対して何か意見はありますか」と聞かれるので挙手!
正直、思うことはたくさんあったけど、協議会のメンバーも半数近くの人が変わっていたし、市役所の方は1人を除いて全員変わられていたので、質問してもまともな返事が返ってくることはないと思いました。だから、市役所の方だけでなく、この場にきている人全員に、今までの過程が多少なりともわかってもらえるような聞き方をしました。
目的=今までの流れを聞いてもらう
申入書の内容をきちんと説明すること、どういうことをやってみたか、何ができそうで何が検討事項として残って、その検討事項はどこにボールがあるかなどを説明しました。どうしても批判のように聞こえてしまうので、そこは注意しました。
ゴングはなったけど、喧嘩をしたいのではなく障害児も生活していける街になることを願っているから。
引き継ぎは伝言ゲーム!?
今回のことで「引き継ぎとは」とため息が出ました。
実は引き継ぎに悩まされたことは今回が初めてではありません。
義務教育の学校で、担任が変わる時、学校が変わる時「きちんと引き継ぎするので大丈夫です」と言われて大丈夫だった試しがないんです。それが支援学級や支援学校だったとしても・・・。そんなに厳しいことを言っているわけではないと思います。医師からの診断書をもらっているのに共有されていないとか、成績表が毎回違っているとか、水分補給の量とタイミングとか、座位の時間とか・・・。
前の学年とか学校で、書類としてきっちりと渡しているものでも引き継がれないんですよね・・・。もしくは、引き継がれたとしても書類の移動のみなんですよね。つまり、中は見ない。
もしかして、引き継ぎは書類の移動のことを言ってて内容は関係ないのかもしれない・・・。
10年ほど前に見た障害者計画、障害者福祉計画など、同じような内容が続いているのは引き継ぎがうまくいってないこともあるのではないかと思いました。なぜかと言うと1年単位でできることは限られていて、大きなことになると複数年にわたって続いていくものだからです。つまり2 、3年ごとに担当者の方が変わられると、その度に計画がリセットされ続ける可能性があるのです。「熱意ある担当者の方がおられる間にできることをやる」になってしまうのではないでしょうか。
それでも、例え書類だけでなんとかなることでも、進んでくれるとありがたいことはあるので、そのことに対してはとても感謝しています。
会議終了後の意義ある雑談
いろいろ思うところがあった会議でしたが、私が強く興味があるのが申入書の回答内容だったので、それ以外に関してはこれからのことを聞くという感じで終わりました。
終わった後に人事異動で新しく委員になられた方で顔見知りがいたので、話をしに行きました。以前施設の入浴設備貸出の件でお世話になった方です。
その方とお会いしたのは2年ほど前のことだったので、あれからまだ何も進んでなかったことにとても驚いておられました。
そんな雑談の中で「今あるサービスでできそうなことを一緒に考えていこう。利用者さんや保護者の実際の声を聞かせてほしいし、入浴設備の件で一緒に頑張った縁もあるし色々やってみよう。うまいことやっていこうよ」というとても嬉しいことを言ってくださいました。
私はそれがすごく嬉しかったです。施設の方と具体的な話になると、お互いの線引きにお互いが悩むことになるのです。
「これはできるけど、でもできない時もある」
この擦り合わせがうまくいかない限り、絶対にトラブルは起こるのです。
だから、うまいことやっていこうよって言ってくださったということは、少しでも私のことを信用して下さったのかなと思えたのです。
信用は小さいことの積み重ねなはず。これからも信用していただけるような利用者でありたいです。
これからの予定
次回の予定は、おそらく年度末にある全体会への出席かなと思います。
今回私は専門部会に入っていないので、途中何かの話を聞く機会はありません。また申入書の内容に関しての進捗を聞くのも半年後になります。今回の話を聞く限り、特に進みそうな感じはしないので、今できることを施設の方と話をしながらやっていきたいなと思っています。
そして娘が支援学校に入学して環境も変わったので、学校へ行く目的や、日々の生活の目的が少しずつ変化してきました。障害者自立支援協議会に数年入っていることで、大体居住市がどういった方向にいきそうなのかなんとなく感じるものがあります。
福祉サービスの利用はどこかの施設を利用すると言っても簡単に利用できるところばかりではありません。特に医療が関わってくるとなおさらです。なんだかんだ半年なんてあっという間に過ぎてしまいます。
だから娘が中学部の3年間の間にショートステイに行けるところを探すことと、日中預かってもらえる施設を探すこと、これについて本格的に動いていこうと思っています。今までは半径50キロくらいで探していましたが腹をくくって半径100キロで探します。できれば近いところで探したかったのですが、居住地域周辺では難しそうなので、もう少し遠くまで出て行きます。
でも嬉しいことがあって、施設入浴でお世話になった施設で1日ショートという日帰りの預かりができるかもしれないと教えていただきました。放課後デイのように療育要素はないので娘にとっては物足りないと思います。それでも食事の介助をしてもらえる施設というのが半径50キロ以内のところにはなかったので、実現すればとてもありがたいなぁと思っています。
他には「こういったことをやりたいと思うんだけどどう思う」とお声がけいただきました。もしスタートするなら、私もぜひ協力したいと思っています。だからその方と直接連絡が取れるように今度は名刺をいただけるような関係性になりたいなぁと思います。
もう娘のために動いても間に合わないと思います。でも障害児がいる家族が住み続けられるような市になってほしいなと、そういった形で関わっていくことにシフトしていけたらなと思います。