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いつの間にか成長期。床走行リフトがないとヤバいかもとひらめいた日。

私は全介助の娘を介護しているのですが、数年前に「自宅のお風呂にリフトをつけるのは難しい」ということで、訪問入浴を週2回利用しながら、週1,2回自宅で入浴しています。しかし、自宅での入浴はすでに厳しいですが・・・。
そんな中、昨日突然ひらめきました。
「床走行リフトが必要だ!」
自宅に床走行リフトを導入する家庭はあまり多くないと思います。私はどんな時に必要と感じ、どのような方法で導入、もしくは断念していった理由を残していきたいと思います。

なぜ床走行リフトがほしいとひらめいたのか

先月、娘が初めてコロナに感染し、重症化しそうだったので入院しました。退院までに7日間かかりました。その間、私は24時間同じ部屋にいて、一歩も部屋の外にでませんでした。

娘は退院後、1週間ほど自宅で過ごし、その後、支援学校へ登校し始めました。やっとホッとできたからか、ドドっと疲れがでました。

その疲れが、10日ほどたってもとれない。
むしろ、腰痛がひどくなりサロンパスが手放せない。
そんなに私は7日間で老化したんだろうか・・・。

そういえば、入院中に4年前の入院の時にお世話になっていた看護師さんたちから「大きくなったねー」「もう中学生やもんねー」と成長を喜んでくださいました。

あ、そういえば娘が重くなってる気がする・・・。
あ、そういえば二学期始まったときに身体測定で約半年で8キロほど増えてるって言われてた。
あ、そういえば友人が「30キロ超えたら抱っこはきつい」って言ってた。

そして、娘は30キロを一瞬で超えていた。
これは私がホッとして疲れがでたとか、退院後の燃え尽き症候群とか、入院中の運動不足で老化が進んだとか、そんなんじゃない。

娘が成長したから。これ一択。
床走行リフト、必要じゃない?と昨日の夜、ひらめいた。

床走行リフトがほしいとひらめいたら次どうしよう

以前、お風呂リフトを調べたことがあるから、大まかなことはわかる。

  • 購入には助成金が出る場合がある

  • レンタルは全額実費になる

床走行リフトの購入は、種類にもよりますが60~80万円ほどではないかと思います。助成金は159,000円とありました。床走行リフトだけでは使用できないので、別途吊り具や組み立て費用がいります。リチウムイオン電池や鉛電池が必要となる可能性があります。

レンタルは月2万円弱くらいの費用がかかるようです。吊り具は別途準備する必要がありそうです。介護保険の対象だと1割負担で済みますが、障害児は対象ではありません。

市内の業者に話を聞くしかないですね。以前、お風呂リフトを検討したときにはスラスラと100万を超える提案をしていただいたので少し不安です。
相談支援員さんにも話そうか・・・。
日程合わすのが大変なんだな・・・。

お風呂リフト導入検討の時は、業者、相談支援員、市指定の理学療法士の3人に見てもらわないといけなかったので、相談してから3か月くらいかかった気がします。現在10月。年内は到底無理だな・・・。

リフト導入に向けて動き出そう!

やることを整理しよう。

  • 相談支援員さんに相談

  • 友人宅の床走行リフトを見せてもらう

現実的にはこれですよね。導入した友人の話が一番わかりやすそう。
市内なので簡単に会えそうですが、そうはいかないのが重度心身障害児を抱えるもの同士の宿命。

友人宅では訪問リハビリや訪問看護、訪問入浴など、関係者の出入りが多い家庭です。さらに、通院もありますし体調不良もあります。そのスケジュールの隙間を狙うしかないのです。

また、我が家も通院やリハビリ、訪問入浴があるのでいつでもOKではありません。さらに、お互いの家族に風邪症状があっても控えます。
それなりにコロナも流行していますが、インフルエンザの時期までに見学に行かせてもらいたいものです。

相談支援員さんにはメールで連絡しておこう!相談支援員さんがとても少ない地域なので、本当に忙しそうなんですよね。だから、時間があるときに読んでいただき、介入が必要な時には是非お願いしたい。
全額実費で申請書類もないので、まあ経過報告だけでも最悪OK。

前を向いてすすむぞ

どうしようどうしようとオロオロしてても、誰も解決策を提示してくれることはありません。常に「どうしたいか?」を聞かれる。選択肢の提示はないけど、選んでいかないといかないのが福祉の世界なのかもしれない。

もともとの数が少ないから、口コミで情報収集することも難しい。私はたまたま近くに友人がいて、リフト導入するのを聞いていたから見せてもらえそう。

床走行リフトを導入したら、障害者自立支援協議会でもその経緯やかかるお金の話しもできる。

今は4月に特別支援学校に入学してまだまだ慣れないし、ショートステイ先を探してて片道100キロほどの施設を迷ってるし、作業療法士さんと食事の時、自分でパック牛乳が飲める方法を試行錯誤してるし、福祉施設で医療ケア児が日帰りショートできるかどうかの検討をすすめてもらってるし、同時進行で色々すすめてるからこれ以上増えるのは正直しんどい。

でも、1つ解決してからスタートすると遅い。声を上げてから、行動に移せるまでに数か月かかることもよくあること。7月に見学に行きたいと希望したショートステイ先なんて4か月もたつけど、見学の予定すらたってない。

がんばろう。娘のためにも自分のためにも。

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