花火
どうも こんにちは はんちゃん(@hanahana211bump)です。
夏がくるとあの頃の事を思い出す。
それは高校生という青春の1ページ。
浴衣なんて着たくない
あの頃の私は、素直に浴衣を着たくはなかった。
モテたいから着るというわけではなく、ただ可愛いから着たいという自分の素直な気持ちを封じ込めていたのだろう。
思春期なところもあり、周りからの目線がとてつもなく気になっていた。
「あの子かわいこぶってる」とか
「大した事ない」とか
「何調子乗ってるの」とか
そんなような言葉を受けるのがとても嫌で、
考えすぎで素直な気持ちが出せない自分だった。
友達が背中を押してくれた
当時男女2:2で仲の良い4人組が出来上がった!
一組はすでにカップルだった。
当時はよく遊んでいた。私も楽しく、こんなに仲良くなることはないと思っていたからである。ある事には当然気づかないまま、ただ友達と遊んでる感覚だった。
そんなある日、女友達が私の事を好きな男子へ協力するために何度も説得を受けた。
私は着ないといけない理由がわからず何度も断った。相手の気持ちはわからなかったのもある。
女友達の「浴衣着ようよ」「私も着るからさ」という誘い文句に負けて着ることになった。
親に伝えるのも恥ずかしかった
「私、花火大会の日友達と浴衣着るから準備をして!」と頼んだ時、親の目にもとても敏感で恥ずかしかった。
勘のいい祖母はすぐに誰かと出かける事に気がついていた。
嬉しそうに準備をする祖母の笑顔は今でも忘れられない。
当日
花火大会はみんなと公園で待ち合わせをして行った。
何度か恥ずかしくて帰りたかった。
みんなで一緒に観るはとても忘れられない。
地元の大きな花火大会。
高校生ながら一つは青春だと思って楽しもうと思い、浴衣を着ている事を忘れるくらい楽しかった。覚えているのは歩きにくさと暑いという感覚。
嬉しかったこともある。
私の浴衣姿を見て通りすがりの女の子たちが
「来年は水色の浴衣着たいな!」とか「あの浴衣可愛いな」と言ってくれた事が嬉しかった。
それを聞いた友達も「着てよかったでしょ」と優しい言葉をかけてくれる。
モデルになる人たちの気持ちが少しわかった気がした。
当時は浴衣をみて褒めてくれる事が嬉しかった。
帰る頃には、嬉しさだけが残りいい気持ちで帰路に着く。
終わりに
そんな私の夏の青春でした。
大人になった今ではあの頃「浴衣を着よう」と言ってくれた何気ない言葉が私に青春をくれた。
そして、今まで知らなかった体験に包まれとても嬉しい思い出。
コロナがあけ地元の花火大会が今年から始まる。
花火を見るたびに思い出す青春の1ページ。
この恋の行き先は読書のご想像にまかせたいと思う。
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