精神科への入院
稲刈りもほぼ終わりつつありますが、まだまだ暑さが残る日にバテ気味のハナハナです。
さて、特養の場合、嘱託医や往診医の医師がその専門領域で施設でできる範囲の医療を提供してくれます。
もちろん、病院ではないのでその医療には限度があり、必要があればさらに専門領域の医療に繋げる必要が出てきます。
脳梗塞や心筋梗塞が起これば当然病院に行き入院と一般的には考え、家族も理解してくれます。(コロナ禍でそうとも言えませんが…)
ただし、精神科への受診・入院となった時に抵抗感が強いご家族が一定数おられます。
やはり精神科へのイメージを悪くお持ちの方がおられるためと考えます。
介護施設ではケアや環境の工夫という「介護技術」という強みで認知症や精神状態の混乱や症状を緩和させることはもちろんできます。
しかし、中にはどうしても医療の力を借りる必要がある方もおられます。
そうすることにより利用者自身が楽になり、本来のお姿を取り戻されることも多く見てきました。
「精神科=身体拘束・薬漬け」といったイメージばかりが先行してしまいますが、先に挙げたように、適切な医療に繋げることにより穏やかな生活を取り戻される方々も多いことも事実であり、専門職への連携は大切です。
ご家族が特に不安を持たれているような時にはネガティブなイメージを払しょくするのではなく、ポジティブなイメージも公平に説明することにより本人にとっての適切な判断ができるよう支援が必要と考えています。
「今の利用者にとって何が必要か」…まずはここからと思います。
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