実践「寒冷療法」~効果的なアイシング方法を理解しよう~
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こんにちは!リアル物理療法マガジン ライターのハナウエです。
前回の寒冷療法の記事は、もう読みましたか?まだの方は是非そちらを御覧ください!
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■冷却素材が変われば効果も変わってくるかも?
前回、様々な冷却グッズをご紹介しました。
近年、新たに冷却方法がどんどん出てきており、実験が進めばアイシングの考え方も変わってくるかもしれません。
例えばこのような商品。
どうですか?
PCMとは保冷剤・蓄熱材のことです。
上記商品は22度で溶けるタイプの素材でできているPCMとなります。このPCMは商品によって融点が異なり、14度程度で融解するものもあります。
例えばこのような商品。
なぜ14℃なのでしょうか?
おおよそ、16℃以下になると、痛覚が反応してしまいます。そのため、冷やしすぎても痛身が出てしまうため、そのギリギリの温度設定にしていると思われます。(PCMを直接当てるのではなく、布を介して当てることが多いため、少し低めに設定していると思われます。)
保冷剤などを利用する際は、物によって温度設定を変えます。
例えばこんな感じで↓
画像:http://www.alps-dryice.com/icepack/
保冷剤は、保冷する商品により、融点が異なる設定が可能です。
画像:http://www.alps-dryice.com/icepack/
保冷剤により、このような形で温度によって色が異なるようです。例えば、アウトドアメーカーでおなじみのロゴスさんはこのような色ですね。
ただ、一気に-16℃まで下がるもので、皮膚に当ててしまうとあっという間に凍傷になってしまいそうです…当てる時間にもよると思いますが、長時間は当てられそうにありません。
ということで、PCMの温度設定を15℃付近に設定した商品で、安全に体を冷やすための商品が出ているということです。
このようなベストなどがそうですね。
長時間、アイシングを安全に行いたいときには、このような素材を使うのも、面白いかもしれませんね。
このようなPCMを活用した研究も行われているようです↓
ザックリ言うと、良くなったり、ならなかったり…(ラジバンダリ…)だそうです。興味がある方は和訳して読んでみてください!
というわけで、ある一定の温度で長時間冷却を行う際には、このような温度設定がされているPCM素材を使用することで、何かしらの影響(良くも悪くも)は出るかと思います。
しかし、これにはまだまだ検証、研究が必要な段階なので、皆さんも安全管理をしっかりと行った上で使用してみるのも良いのではないでしょうか?
■本題に入ります。
さ、前回に引き続き寒冷療法です。
この当たりを再度確認して頂き、
こちらについては前回の記事
こちらを参照ください。
今回は↓
この内容でお送りいたします!
■この記事を読むべき人
さぁ!しっかりと学びましょう!
■用語解説とプチ知識
本題に入る前に、ちょっと補足をします。
これがわからないと先へ進みませんので…
■物質の三態
氷は固体ですよね?
水は液体ですよね?
水蒸気は気体ですよね?
水は固体、液体、気体に変化します。これを物質の三態といいます。
固体、液体、気体の3 つの状態は、物質を構成している粒子間に働く引力の大きさと、粒子の熱運動量の大きさの大小によって決まります。
氷は、水分子同士の結びつきが強く動きません。
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