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医療機器は資産か?

折角買った治療器。もういらないや。


治療院経営をしていると出てくる問題。中古業者に売るのも一つの手ですが、買取金額は安い…本当に安い…


治療機を中古業者に販売するとなぜ買取金額が安いのか?もう、これはメーカーの正規メンテナンスを行う上で様々な費用がかかってしまうため、致し方ないことなのです。もう、中古業者に買い取ってもらうのは処分費を浮かすためぐらいで考えないとダメです。


治療器=資産


こんな考えは捨ててください。

治療器に関しては患者さん、クライアントに対して使用していれば必ず消耗します。そんな消耗したものを「当時150万で買ったから、中古で50万円ぐらいで売れるだろう」なんて…


治療器別に、消耗する部分を考えてみましょう。

低周波治療器

壊れる可能性:ボタン・ダイヤル・導子部分・コード

電気治療器全般に言えることですが、電気を伝える導線の部分が劣化します。本体が生きていても、それを伝えるコードが断線していたら全く意味がありません。中古で買う場合はコードが新品が購入できるのか、金額がどれ位なのかを調べておきましょう。

干渉波治療器

壊れる可能性:ボタン・ダイヤル・導子部分・コード・吸引ポンプ

干渉波治療器といえば吸引。この吸引のポンプがどれだけ元気なのか。年数が経てば経つほど吸引力が落ちてきます。ポンプの消耗がどの程度かを見ないで購入するのは危険です。

超音波治療器

壊れる可能性:ボタン・ダイヤル・導子部分・コード・プローブ

超音波治療器で大切なのはプローブです。先端の端子がどの程度生きているのかを確認するのが重要です。中古で買った場合はそのプローブが落として傷ついてしまったかなんて判断し辛いですよね?中古での購入を一番オススメしないのが超音波治療器ですね。

※買い替え時期判断に役立つかも!?↓↓↓

簡単にできる超音波治療器の性能チェック

ハイボルテージ機器

壊れる可能性:ボタン・ダイヤル・導子部分・コード

電気治療器なので低周波治療器と同じですが、手元で操作するショット部分のボタンが効かなくなることがあります。ゲーム機のコントローラーと同じで、連打しすぎて効かなくなる…これ、本当にあります。古い機械を購入する際には注意を。

牽引機器

壊れる可能性:ワイヤー・モーター・センサー

めったに壊れないですが、ワイヤーで引っ張る牽引機は年数が経ってくるとワイヤーが伸びてきます。伸びて来るとエラーが出る頻度が上がります。整骨院・接骨院ではあまり見かけなくなりましたが、そのあたり注意を…


まだまだ多くありますが、治療器は消耗品です。資産ではありません。いつまでも価値があるとは思わないほうがいいでしょう。


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