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超音波、怖さを知って、利用しよう

超音波、怖さを知って、利用しよう
※Spoon音声を聞きながらお読み下さい。

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※これは文字起こしコンテンツです。

はい。どうも、こんにちは。

「はなげるげ」です柔道整復師として働きながら Web コンテンツ制作や様々なツールについて発信しています。

昨日の夜に行われた物療のセミナーです。物理療法についてのセミナーに参加していたんですけど、昨日は特にトラブルもなく終わったのかなと思います。

なんか最後バッと切れちゃったんで、それは故意なのかよくわかんないですけど、、、


まぁとりあえず無事に終了したので良かったのかなと思います。

昨日は温熱療法についてのセミナーだったんですけど。
温熱療法って言ってもいろんなエネルギーがあるので、冒頭、そういう種類が、こういうのあるよ〜っていうのに触れて頂いたので、非常に分かりやすかったなぁと思います。

で今回は超音波治療器についてだったので、超音波治療器って接骨院にだいたいどこも置いてあると思うんですよ。

ま、ないところももちろんありますけどね。もうほとんどの接骨院で置いてある。

これ何でかって言うと、非常にコスパがいいんですよ。

コスパがいいってなんだ?って言うと、治療器って結構高いんですね、値段が。

値段が高い治療器の中では、一つ持ってるといろんなことに使える。って言うのが超音波治療器なんですよね。

なので温熱も行けるし、後は非温熱のモードを使えば組織修復を促すようなことにも使えたりするのでねー。もちろんあの骨折とかもですよね。骨折の治癒を早めるっていう意味でもよく使われていますね。

またあの何ですかね軟部組織損傷とかですよねま捻挫とかそういうのにも使えるので非常に効果が高い割に安い治療器なのかなと僕は思っています。

で、問題はあの超音波治療器って基本的には、受けてる感覚っていうのがないんですよ。

なんかこうプローブってこう超音波が出る導子ですよね。

導子を当てられて、なんかくるくる動かしてなんか、ズーンと来るなっていう時と、来ないなって時があったり。

で何かエネルギーの治療を行うときにエネルギーの治療って言ったらおかしいな…物理療法機器を使う時に患者さんが体感できないものっていうのは、基本的には何やられてるのかわかんないんで…
やられたっていう認識って基本的にないんですよ。

ないので、まずこの治療器はどういう効果があるのか?っていう説明は、ざっくりでいいと思うんですけど。それプラスまず体感してもらうっていうことが、非常に重要です。

なのでこうやって超音波を当てて、ここに指を置いといてください。で、今から超音波出しますね〜。って患者さんには「来た来た!!」っていうのが分かるように、ちゃんと説明してあげるのがいいんじゃないのかなと思います。うち(うちの院)では必ずそれをやるので。

こういうエネルギーが出てるんだなこういう効果があるんだなって、確実に説明をしてあげると最初の一回で分かんなくても、でも自分で超音波こういう風に入ってるんだな〜ってのを、患者さんに体感してもらえるだけでも、結構納得してもらえると言うか。

理解はしてもらえると思うのでまずそういうところから始めるのがいいんじゃないかなと思います。


治療器って効果がある、そのぶん危険性ってのはすごいあるんですよね。

今回もその辺について触れてたので、そのリスクっていうところではあのメーカーさんで、こういう危険があるんだよっていうのをちゃんと教えてくれたのは、すごいよかったのかなと思います。

超音波って感じないし、体感しづらいから、やりすぎちゃうパターンって結構あるんですよ。

でも、僕なんかは正直、神経とかに超音波って当てたくないんですけど…

自分で設定を強めに使っちゃってるってのもあるんですけど…

ま、強めに使うっていうことは、効果が早くはなります。

ただそのぶんリスクは上がります。

なので、自分とか、あとその患者さんが受容できるリスクをちょっと考えた上で設定をしないと結構危険なんですよ。

で、効果のあるものっていうのは危険だっていうのは、これは別に物理療法機器に限った話ではなくて。薬だってそうだと思うんですよね。

なんか新種のウイルスに対する薬って結構、副作用がいっぱいあったり。

薬とかも狙ってる のが主作用と呼ばれて、狙ってない作用を副作用っていう言い方をするのかな?ちょっと語弊があったら申し訳ないんですけど…全部が僕は主作用だと思ってるので。

副作用も主作用も、狙ってる作用も副作用もどっちもその薬の効果だと思うんですよね。

なので物理療法機器で得られる効果も、副作用についても、これもその機械がやってる以上はもうどっちでも効果は出てるんですね。

悪い影響が出たとしても良い影響が出たとしても。

なのでそういう意味ではちゃんとリスクも覚えとかなきゃいけない。

一応文献ベースでの話をすると、いろいろ、こういう症状にも使えるよ?みたいな話も最後出てたんですけど。

実際問題として、僕は骨端とか、あとは成長期の骨軟骨には、超音波は当てたくないんですよ。なんでかって言うと、あの骨折の時の設定と、そういう炎症を起こしている組織に対しての設定って違うと思うんですけど。

でもこれって、超音波って骨まで届く以上は、あまり骨端線に向かって当て続けるって言うのは、ちょっとさじ加減加減を間違えてしまうと、結構そこにはリスクが含まれているんじゃないかなっていう風に思います。


骨を形成する時に超音波治療器を使う。なんでか?

骨芽細胞が活性化するからですね?

ていうことは、成長軟骨にそれを当て続けると言うと…。

なんかちょっと怖いなっていうのが僕の思いとしてはあるので。


なので、あえて骨端線の近くは超音波は、今はできるのかもしれないけど、あてないです。

メーカーさんが別に文献ベースでやっていいよ!って言ってるんだから、やっても全然問題ないと思うんですけど。

僕は出たくないので、当てないです。当てません。

これ、なんでかって言うと別に、超音波治療器を使わなくても他の治療器で対応できるからあえてやらないっていうことです。

狙っているものが、目的があってそこに対して物理療法をやるっていう意味なので。

オスグットには超音波という風にイコールに僕はして欲しくないんですよね。

別に他のエネルギーで作業できるんであればそれでやればいいことだし。

そっちの方がリスクが抑えられるんであればそっちの方がいいと思うので。

なので、治療器に関してはどんな種類があって、で、その自分とか患者さんが受容できるリスクがどこまであるのかを考えて選択して欲しいんですよ。

なので言っちゃうと僕はオスグッドとかシンスプリントに対しては局所は微弱です。

で、それ以外の筋肉を緩めるには超音波を使います。

だから局所には微弱当てながら、筋肉に対して超音波でアプローチしながら動かしながら緩めたりってことは行ったりします。はい。

なんとなくこれでわかりますかね?

超音波治療器すごい効果はあります。

でもその分、危険も伴います。

設定、間違いの無いようにしてください。

オスグットとかシンスプリントも使えるよっていう風に、今回のセミナーを受けてない先生に伝える時には十分注意してください。

僕はそこはすごい心配です。

なんでかと言うと「あーオスグットで使えるんだシンスプリントで使えるんだやっちゃえやっちゃえ」で設定も当て方も何も分からない先生が使うと、それで被害を被る患者さんが絶対に出てきます。

なので、ちゃんと他の先生に伝える時は今回のセミナーで受けたことを、ちゃんと深く理解した上で、伝えてあげてください。

中途半端に伝えて「じゃ今まで通りで良かったんだ」っていう認識で施術をする先生が増えないことを、僕は祈ります。


ということで。ちょっと重い話みたいになっちゃいましたけど…

やっぱりそこは、患者さんのために考えると、その方がいいんじゃないかなと思って、今回、音声で配信をしました。

はい。

ということで今回は以上になります。ありがとうございました。


サポートしていただけると泣きます。(泣きません)