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ちょうどいい潔さ。ミニクッカーのある暮らし

 夕ご飯は毎日、炊きたてを楽しんでいます。

 玄米を一合炊いて、一膳はそのまま味わいます。残りは翌朝のために、ジップロックのスクリューロックに移して冷蔵庫へ。玄米は、空知管内北竜町(ほくりゅうちょう)の低農薬米・ひまわりライスの「ななつぼし」を食べています。おいしいです。

 こだわりの米を炊いているのは、ナショナル(現パナソニック)のミニクッカー、SR-03F(1.5合炊き)。直径、高さともに16cmとコンパクト。本体と内鍋、ステンレス製のふたのみというシンプルさが気に入っています。

帽子(ふた)をかぶると、こんな感じ

 懐かしさを感じさせるたたずまいながら、その実力はあなどれません。温かな湯気とともに、カタカタとふたが奏でる音色を楽しみながら、最後には絶品のご飯が顔を見せてくれるのです。

 電源をコンセントに差し込んだら、正面のランプ下にあるレバーを押し下げるだけ。待つこと約25分。

 ランプが消えたら、炊き上がりの合図。10分程度蒸らしてからふたを取れば、普及タイプの炊飯器に引けを取らない、おいしいご飯に仕上がります。

500ml缶と背比べ。コンパクトさが分かる
※比較材料がビールで何だかすみません

 1.5合炊きですが、無理をすれば2合も大丈夫。多少、吹きこぼれますが。

 機能は最小限。タイマーも保温もない潔さ。それでいて、炊飯のほか、鍋や煮込み料理にも重宝します。ベーコンを敷いて卵を割り入れれば、ベーコンエッグも楽しめます。

水を入れた内鍋。だいぶ傷んでしまっている

 消費電力は、わずか200W。省エネ設計なのがうれしい。小型のポータブル電源でも余裕を持って使えるため、車中泊愛好家の間で地味に人気があるようです。

 ひとり暮らしで使うにはちょうどいい容量ですが、ファミリー用途としては、少し物足りないかもしれません。 

使い込んでいるため、ラベルの印字はかすれてしまっている

 ふたがガラスになった後継機種を別に持っていましたが、あるとき、二つはいらないんじゃないか、と手放してしまいました。今になって後悔しています。現在は、後継機種のSR-MC03が販売されています。

 炊飯の原点に立ち返ったような調理器具。シンプルが故に、壊れる気配はありません。長い付き合いになりそうです。

 ミニクッカーについてさらに詳しく知りたい方は、光文社新書さんの記事がおすすめです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。どうか良い週末をお過ごしください。

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