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ギフトは与えられている

退院して来てから
家でできる事を少しずつやって
写真の整理をしていました。

わたしには両親がいないので
中学生から育ててくれたのは
おばあちゃん、叔母さん、叔父さんです。

そんなおばあちゃんも、叔父さんも
もう亡くなってしまいました。

写真を見返しながら
手術したばかりと言う事もあり
なんだか急に叔母さんに会いたくなりました。

叔母さんとはあまりわたしの方から深い話をする事はないんだけど、珍しく私は長文のメールを書きました。

これまで色々あった話
心配かけたくなくて
ちょっとカッコつけていた部分を
打ち明けるメールでした。

すると、叔母さんは
今住んでる最寄りの駅は?
明日、明後日会おう。

すぐに飛んできてくれるメールでした。

閉じ込めていた辛かった気持ちが、
ふっと溢れ出して涙が止まらない。

そして、翌日従姉妹も一緒に来てくれて
カフェで会いました。

叔母さんの顔を見たら
また泣いてしまいそうになって
なんとか堪えました。

私が話しやすいように
最初はたわいもない話を叔母さんが
沢山笑いながら話して

次はあなたの番よって。

何から話そうかなー。
もう色々な積み重なった過去の話から
今に至るまで話しました。

すごく気持ちが下がっていたので
希望が見えなくなっていた私でしたが
段々と話す中で、気持ちが軽くなってきました。

叔母さんとは少しギクシャクしていた
時代もあって、どう接してたら良いかわからなく
なっていました。

距離を取っていたのは自分だったんだと気づいて
心をオープンにして等身大で話せて
また昔みたいに笑って叔母さんと話せました。

従姉妹は看護師さんなので、とっても柔らかく
話を整理してくれます。

2人と話した事で
この2ヶ月間の入退院のストレスも
消えて、元気が出ました。

両親がいなかった代わりに
私にはたくさんのギフトがあった事
とても恵まれていた事

遠ざけたり大変にしていたのは
自分自身だった事
 
色々な気づきがあった1日でした。

寒いのに、遠くまで来てくれて
電車の改札で見送って
2人の背中がとても暖かくて
いつまでも見ていたいと思いました。

優しさをありがとう♡
愛をありがとう♡
天国のお母さんも叔父さんもおばあちゃんも
みんなありがとう♡


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