A.C.T.Y. plains GINZAさんの心臓のジュエリーの話をお聞きする機会があり、かのサルバドール・ダリがジュエリーデザインを手がけた中に、ルビーの心臓があったと思い出しました。
代々受け継がれるジュエリーに血の繋がり、美しいお話は是非こちらを。
ダリは奇抜な着想の絵(Me Gusta Mucho💕)妻ガラへの愛、かと思えばチュッパチャップスのパッケージデザインでも有名ですが、ジュエリーデザインも手掛けていました。
どうです、このバクバク動くルビーの心臓。
有名な絵のモチーフ、あの足が細くて長~い象とか、枝にぐにゃりと下がる時計、そんなジュエリーもあります。
以前、鎌倉にダリの宝飾品を集めた小さな美術館があり、母と観に行きましたが、当時はレプリカだと思い込んでいました。バブルの狂乱をよく知らなかったもので……改めて物凄い金額が動いた時代だったのですねぇ。
この、ルビーの心臓がバクバク動く感じは覚えています。
その後、1999年にガラ・ダリ財団の所有となり、スペインはフィゲラスのダリ劇場美術館の脇、ダリ宝石美術館に収蔵されているようです。私がフィゲラスへ行ったのも99年ですので、すれ違ってしまいました。
バルセロナでお勤めしていた経験もあるスペイン語の先生に
「あんな遠くまで行ったの!?」
と驚かれたフィゲラス日帰り旅行。確かに大変でしたが、そんな気合の入った人々が訪れていました。駅を降りると大体ここへ向かっているような、変な一体感がありました。
GIA(米国宝石学会)の本校はUSAのカリフォルニア州にあり、さすがにショップは宝飾関連の図書も豊富でした。そこでダリの宝石デザインの本を見つけた時は狂喜乱舞、小型本でしたので即決です。
スペイン語と英語が併記なのも良いです。もちろんルビーの心臓も載っています。
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