見出し画像

【美術展】再開館記念「不在」トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル

再開館記念「不在」
トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル
2024年11月23日(土)~2025年1月26日(日)
三菱一号館美術館にて

残り日数が少ないけど、と美術先輩が送ってくださいました。有難や~。
東京駅周辺美術館共通券は後の展覧会に使う予定だったので、再開館記念のこの展覧会は見送るつもりでした。有難や~(再)。

前半はロートレック、後半は現代アートのソフィ・カルという構成で、どちらも一室ずつは写真撮影可でした。

ロートレック
Ⅰ ロートレックをめぐる「存在」と「不在」
Ⅱ 「反復」による強調:ブリュアンのマフラーとアヴリルの帽子
Ⅲ 「不在」と「存在」の可視化:ポスターとギルベールの黒い長手袋
Ⅳ 色彩の「不在」と線描の「存在」
Ⅴ 形態の「不在」
Ⅵ テキストの「不在」女性の「存在」と男性の「不在」

『怒れる牝牛』誌
怒れるというか、土下座する牝牛にも見えてしまって

《ロイ・フラー嬢》というリトグラフが数点展示されていました。ロイ・フラーってあのダンサーの……映画『ザ・ダンサー』だ!と、一人で静かに密かに盛り上がるワタクシ。

映画のトレイラー(↓)がよくわかると思います。白い大きな布で作った衣装に、様々な色のライトを当てる、ダンスというより総合芸術。体力も要りますし、当時のライトは目にもよろしくなかったようです。

ロートレックは、この形も色も移り変わる瞬間を、いくつか表していました。ロートレックとロイ・フラーが同時期に確かにいたんだ!とぞくぞくするひと時でした。

ロイ・フラーのスポンサーとなる怪しげな貴族にギャスパー・ウリエル。この作品だったか別の作品だったかで目をつけ、映画を何本か観たのですが、残念ながら事故で亡くなったのでした……。怪しげな役や堕ちていく役しか観ていなかったので、ザ・イケメン!な役も観たかったのに。

追悼

ちょっと興奮したところで、中庭を見て落ち着きましょう。バラが咲いていますね。後で愛でるとします。

ソフィ・カル

もともと2020年に開館10周年記念の展覧会に招聘する予定が、コロナで取りやめになり、その間に美術館はリニューアル工事の休館に入りました。工事も終わり、満を持しての協働だったようです。

三菱一号館美術館所蔵のルドンの絵が ”不在” だったことから着想を得た《グラン・ブーケ》や、初めて海を見る人たちの映像作品《海を見る》、絵画の盗難事件から《あなたは何が見えますか》など、興味深い作品がありました。

ショップの手前は小展示「坂本繁二郎とフランス」もあり、こちらもなかなかの癒しでした。ショップを眺めてから中庭へ。

バラはそこそこ咲いていましたが、あまりこちらを向いてくれていなくて……つれないわぁ。

#ロートレック #ソフィ・カル #三菱一号館美術館 #美術館 #美術展 #美術 #芸術 #アート #丸の内 #東京 #東京駅  

いいなと思ったら応援しよう!

はなえみ🌺(キャリアコンサルタント+産業カウンセラー+元人事)×ジェモロジスト💎
カウンセリングルームを開く資金にします! スキ、コメント、シェアも大歓迎!