クライエントに「教えてもらう」
日々のカウンセリングや電話相談で、クライエントに色々なことを教わっています。
答えはクライエントの中にある
情報が欲しいだけならお伝えしますが、答えはカウンセラーも持っていないのですよね。だからクライエント自身が答えが導き出せるように、聴いたり一緒に考えたりしていく、それがカウンセリングです。
少し時間を置いてまた予約してくださった方が
「自分にこういう面があったんだなぁ、とわかったんです」
と、語ってくださいました。それはカウンセリングで指摘したことではなく、自ら気づいたこと。
ヒトにはそんな力があるのです。
目の輝きでわかっちゃった
今のキャリアの方向性にちょっとモヤモヤする……とのご相談でした。一旦、すごく先の理想形を伺った後で、では現実的に何ができそうか聞いたとき。
「現実的には、①~~~とか、②~~~とか」
「あ!それでしょうか?」
「え?」
「今、②の時にキラッと目が輝いたんですよ」
「えええ?……そう言われてみると②は現実味があるし、予算も要らないし、自分の先々のためにもなりそうだし、自分のワガママでなく組織にも良い形かもしれない……」
表情はさすがに自分ではわからないから助かります、ともおっしゃっていました。フィードバックも大事です。この後もニッコニコで展望を語ってくださいました。
フィードバックでもう一つ。夏前ぐらいに退職した方が、体調が良くなったので転職活動をしたいと、ココナラからキャリアコンサルティングに申し込んでくださいました。
もうね、顔色が違うんですよ。本当に体調が良くなられたのだなと思って
「お元気になられて嬉しいです。顔色がとても良くなりましたね」
とお伝えしました。そうですか?とおっしゃっていましたが、後から
「顔色が良いと言ってくださって、自分の体調が本当に良くなったのだなと実感できました」
とのコメントを頂きました。
非言語の部分も言葉にして伝えるのは必要なのだな、とあらためて思った出来事でした。
昨今の小学生
子ども・子育て系の相談ですと親御さんからが多く、お子さんが電話してきても中高生が多い中、たまに小学生と話すこともあります。
お家の様子を聞いたり(虐待はないよね、の確認)、学校の様子を聞いたり(いじめはないよね、の確認)しながら、お悩みを話してもらいます。
甥も大きくなった今、さすがに小学生の知り合いはいないので、こちらも色々教えてもらいます。
「夏休みの宿題ってどんなのが出たの?」
「休み時間はなにして遊ぶの?」
「マラソン大会で3周も走るの?すごいねぇ~!(←本気)」
それにしても、知らないオジチャンオバチャン(たまにお姉さん)が出るところに電話するなんて、すごい勇気ですよね。
今年学んだ職種
なんだかご縁があったのが、プロダクトマネージャーでした。その方面の経営者とお話したり、継続カウンセリングで支援をしたり。何度も話を伺ううちに、業務内容の輪郭が私の方でもハッキリしてきました。これだから誰かの話を聞くのはやめられませんねぇ。
一つわかってくると
「プロダクトマネージャー的な動きをする業務で」
という方の話を聴いて
「実際、プロダクトマネージャーの方からもその点の難しさはよく聞きますね。人間関係の構築だとか、動き方だとか」
「やっぱり、そうですか!」
と、自分だけではないと思ってもらえたり、話すことで仕事理解や問題点の解像度が上がったりするようです。