体育会と体育会系

「私は体育会 "系" ではなく、体育会でした」
と自己紹介でおっしゃる方。実業団であるスポーツをされていたとのこと、納得しました。本物だわ。

それで思い出したのは、以前いたブラック企業が
「ウチは体育会系だから」
と言っていたことです。

意味ないところで厳しく、暴力はなくても言葉の暴力はあり、何かあると吊し上げる文化です。スポーツマンシップは微塵もありません。まあ、大学やプロスポーツでも指導と称した暴力が問題になっていましたので、それも含めて体育会系かと思っていました。

冒頭の自己紹介を聞いて「なるほど、だからあの会社は体育会系だったのか」と納得したのでした。かつては「意識高い系」なんて言葉もありましたね。

資格取得を目指す人が参加する講座は、"系" ではなく意識の高い人が集まります。（※きちんと試験があって、落ちることもある資格です）その日に会った人ばかりでも、意識の高い集団には何かうねりというかパワーというか、エネルギーを感じます。

意識高い系は自己顕示欲や承認欲求が強いそうで、言われてみると意識の高い方々は謙虚で真摯な態度です。逆かな、謙虚で真摯だから「意識高い」と認識するのかもしれません。

中には「私これ知ってる！」とばかりに何かの理論にこじつけてくる人もいるのですが、講師に「その根拠は？」と問われてタジタジに。せめて根拠を言えれば「そこじゃなくてこっちでは？」と訂正されて、学びの機会になるのでしょうけれど。

"系" だ、と思ったら要注意ですね。いや、お好きなら構いませんが。