入学入園準備お疲れ様です。
どうも、こんにちは。旭市議会議員の さきやまはなえです。大変ご無沙汰note(笑)
気づけばあっという間に今年も残すところ2か月となりました。
秋の到来と共に、来年小学校に入学するお子さんは学校での集団健康診断があったり、市内保育所の新年度入園申請が始まったり、新年度がもう間近!?と焦る気持ちを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか?
そんなところで、こんなご相談を受けました。
『学区内にある小学校には知っているお友達がいない。なんとかして保育園で一緒だったお友達がたくさん行く学区外の小学校へ行かせたい。』
これ、実は今までも何度か聞く話でした。かくいう私も子供を自宅から少し離れた学区外に位置する保育園に通わせていたことがあったので、入学先には園の知っている子がいなくてその気持ちよく分かります。
小学校入学はこれまでとガラっと環境が変わるので、できたら仲良しのお友達がいた方が心強いし、親にとってもまた新たに親同士の人間関係作り直すよりも、よく知るママ友パパ友がいた方が断然いいですよね。
けれど悲しいかな、自分の住んでいる地域とは別地域の園にお子さん預けていた場合、仲良しだったお友達と小学校からは離れ離れになる可能性が高いのです。
これ、入園当時はそこまで気にしていないこと多くないですか?
学区内に位置する園に通って、そのまま学区内の小学校に通われるよ!という方も多いとは思いますが、特に民間の園であるとそれぞれに特色があったりするので、自宅職場近くなくても園に魅力を感じて入園される方も多くいらっしゃるのが事実あります。(まずは自宅・職場近くの方からが入園優先ですが、旭市の場合、必ずしもそうでなくても新年度申込で入園先の第一希望が通ることは多いです。)
楽しかった園での生活、お友達もたくさんできたのに離れ離れになるのは子どもも親も辛い・・・。これまで毎日園へ車で送っていたのと同じように小学校にあがっても毎日送迎すれば学区外でも通えそう…と思ってしまうかもしれません。
でもちょっと待って!
小学校と保育園ではだいぶ事情が変わってくるので、もしも入学先に園のお友達がいなかったとしてもよほどの理由がない限り、学区内の小学校に入学することをお勧めします。
なぜなら、低学年の内はそこまで違いがない様に感じるかもしれませんが、高学年になるにつれ、子どもだけで移動できる範囲も広がってくるためです。
例えば、保育園に通っていた家庭は引き続き学校の放課後児童クラブ(学童保育)を利用することも多いかもしれませんが、3年生にもなってくると学童利用されない家庭もでてきたり、高学年にもなるとほとんど自分で帰って放課後自分で友達と約束して遊んだり、学童は狭い教室で騒がしくてちょっと苦手、、家でゆっくり過ごしたいというお子さんもいます。
学校のお友達と放課後遊ぶのにせめて自転車で行ける範囲でないと行けないし、お子さんの全ての行動に親が送迎は現実的ではありません。
特に保育園とは違い、これまである程度親の都合で迎えに行けていた時と違い、毎日変則的な学校の終了時間に合わせて迎えに行かなくてはいけないし、急なハプニングで時間通り迎えに行けないことも日々の中では必ず出てくると思います。
そういった場合に迎えが来るまで子供を先生が対応することは完全に業務外です。
ある程度子どもの自立を促すためにも親が送迎する機会は減らしていかなくてはいけないと考えます。(徒歩5分の学校までの距離を雨の日送っていけと言ってくる娘に心の中でパンチ。笑)
できたら塾も自分でバスとかで行ってほしいけど家から塾近くまでバスが通らないという悲しさ…。
ちなみによほどの理由というのは市で定義されているので、基本的には学区外の学校へは下記のやむを得ない事情がないと入学できません。
例えば徒歩で登下校を考えた中で、通学路の道路事情を見ると多少距離が長くなっても学区内より学区外の小学校が安全に登下校というできると判断されるケースもあろうかと思います。
また、祖父母の家が近いから自宅と学区外の学校に通わせようと考える方もいらっしゃると思いますが、この場合あくまで祖父母の家に下校させるのが条件で、となると放課後児童クラブを利用できないので注意が必要です。
とにもかくにも知っているお友達がいないからという理由だけで学区外の小学校に入学できることはまずないのですが、上記のどれかにあてはまりそうだから多少無理しても学区外に入学しようと考えていらっしゃる方がいましたら今一度先々の未来を落ち着いて考えてみてください。
そして今入園先を検討されている親御さんも、まだまだ小学校なんて先と思っているかもしれませんが、少しだけ小学校入学するときのことを念頭に入れておくと良いかもしれません。
新しい環境は誰でも不安なのは当たり前です。でも、子供たちって柔軟だからきっと大丈夫!
あんなに友達と離れるの寂しいと言っていた子もいざ小学校に入るとその日々も忘れてしまい、ひさびさスーパーなどで会っても親の方は当時のテンションで話すのに子ども同士は『えっと、だれだっけ?』という空気になるという(;'∀')
今後旭市では学校の再編があり2030年までには今ある15校の小学校が10校に、2040年までにはそこから7校になる予定ですのでスクールバスが必須となってきますが、それでもバスのターミナルはもともとの学区内にあった小学校を利用することがほとんどと思いますので、同様の考え方で良いかと思います。
先日都内に行くことがありましたが、電車で小学4年生くらいの男の子がテニスラケットを背負って一人で電車に乗って移動しているのも見かけました。
高齢者が交通弱者とよく言われていますが、習い事でも部活でも親の車に頼らざるを得ないことが多い旭市の子供たちも見えない交通弱者だなと気づかされる時でした。
スクールバスが始まったら放課後の遊び方がどうなるのだろう等、また考えが広がっていきます。
﨑山華英(さきやまはなえ)
旭市議会議員(旭市は千葉県北東部に位置する農業が盛んなまちです。)
1989年東京都文京区生まれ。
8歳から母の地元である旭市に転入。
母子家庭だった上に母の病で進学を諦めた学生時代、
思うようにはいかなかった結婚生活や働きながらの
子育て。子どもの頃の困難や女性だからこそ感じた
生きづらさを今の旭市に生かせるかもしれない。
もっと女性にも子供たちにも暮らしやすい街にしたい。
そんな想いで令和3年7月旭市議会議員補欠選挙に
立候補・初当選。千葉県旭市歴代最年少ママ議員。
政党無所属/全国若手市議会議員の会所属/
子どもの事故予防地方議員連盟所属