緊張癖と付き合う

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0.はじめに

就職活動のとき、「人としゃべるのが得意じゃない(好きじゃない)」という理由でシステムエンジニア(以下SE)という職種を候補に入れたような記憶がある。
ただ、実際にその職業について10年以上経ったわけだけど、SEというのはバリバリの営業職や接客業ほどではないものの、割とコミュニケーション能力を必要とする職種だと思う。

これまで緊張癖を持ったまま、後に記すような場面をなんとか潜り抜けてきたわけだけど、これからも同様かもしくはまた別の緊張する場面に遭遇するのだろう。

ということで、これまでの振り返りをして、今後の自分、あと同じように緊張癖を持つ人がこの記事を見つけた際に、何かの参考になればと思う。

1.振り返り

(1)緊張したシチュエーション
・新人研修や新しいプロジェクトへの配属で初対面の人と話す
・かかってきたビジネス電話に応対する
・自分の作ったドキュメントを上司にレビューしてもらう
・自分の作ったドキュメントを使ってお客様にプレゼンする
・自分の蓄えた知識を同じ部署/同じプロジェクトのメンバーに説明する
・忘年会等のイベントで開会/締めの挨拶をする
・社内会議で司会をする/偉い人に報告をする など

(2)やってきた対策
準備)
・とにかく資料の品質を高める
・台本やカンペを用意する
・イメトレやリハーサルを行う
当日)
・相手を人間以外の何かと思う(カボチャとか)
・自分のことをその役割を遂行する人形と自己暗示をかける

(3)評価
まず準備の方。
準備の精度を高めることは、それぞれ一定程度の効果はあった。
やはり準備万端と思うと安心感にもつながるし、自身の能力としてベースの底上げにもなると思う。

ただ、準備に力を入れすぎると緊張癖の面では逆効果にも(失敗させるわけにはいかない心理)。
また、いつもリハーサル通りにいくわけではない、というより緊張から失敗してしまったり、想外のことが起こったりと、リハーサル通りにいかないことも多かったように思う。
なので準備は準備で大事だけど、やはり当日の気の持ち方が、対緊張の観点だと大部分を占めているように思う。

ではと当日の話。
相手をカボチャと思うというのは、多分そんなに効果的じゃなかった。
自分を客観的に見る的なやつは、どれだけできてたかはわからないけど、気の持ち方としては良かったと思う。急に地力が上がるわけでもないし、偉くなるわけでもないので。

続いて心理面も分析してみる。

2.心理面の分析

(1)特に緊張をしたときに当てはまる条件
・初対面の相手
・初めての経験
・大勢の前
・お客様や自社の偉い人に説明する

(2)緊張する場面の心理
・相手に低い評価を受けたくない
・失敗できない、と強く思う

以上の分析から、気持ちの面で以下のような対策を考えてみた。
(もちろん上記した準備面もできる範囲でやっていく)

3.今後の対策

(1)”成功”を何段階かに分けて設定する
”成功”のハードルを上げると、そこに到達できなかったときを全部”失敗”に分類してしまうかもしれない。
なので、
・成功A:最低限これができたらOK(失敗じゃない/得るものがある等)
・成功B:できればこれくらいの結果が得られると良いな
・成功C:ここまで行けたら最高
みたいな感じで、”成功”をいくつか用意しておく。
成功のイメージを作りやすく、前向きな気持ちで臨める。

(2)失敗しても大丈夫だと思う
たとえ結果が”成功”じゃなかったとしても、最悪レベルの失敗は普通無い。
誰かの評価が下がっても死ぬことはまず無いし、評価は挽回もできる。
仮に誰かに迷惑をかけてしまったとしても、誠意をもってやった結果であればたいていの人は多めに見てくれるし、極端に関係性が崩れるとかも無い。


というわけで緊張癖について自分なりに考えてみた。
これからも緊張する場面は色々出てくると思うけど、緊張って自分を鍛える面もあると思うから、今後も緊張くんとは良い感じの距離感で付き合っていきたい。

おわり

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