【子宮頸がんの記録#14】病理検査結果
早く聞きたくて、でも怖いから聞きたくなくて。
そんな病理検査結果を聞く日がやってきた。
朝からあまり食欲がなくて、読書して現実から目をそらした。
本の世界にいないと、不安に押しつぶされてしまいそうだった。
リンパ節転移がないといいなと願っていた。
多発リンパ節転移があると、5年生存率ががくっと下がる論文を見てしまったから。
リンパ節転移があると言われて、自分がその後前を向けるか自信がなかった。
リンパ節転移があっても、「なかった」と言ってほしい。
知らない方が、希望を持って明るく生きられるから。
知りたい、知りたくない。
事実はもうすでにそこにあって、それを知っても知らなくても何も変わらないんだけれど。
確率は確率であって、自分にとっては0か100かなんだけれど。
結果は
「子宮に残存病変なし、卵巣に転移なし、骨盤リンパ節転移なし」。
ドキドキしながら診察室に入って、先生が「悪い結果ではなかった」と言ってくれた瞬間、肩の力が抜けた。
とてもほっとした。
私の場合は、再発リスクが脈管侵襲のみで中リスク。
もし再発リスク5つのうち、2つ以上あれば追加療法を勧めるけれど、1つのみだった場合は施設内でも施設間でも意見がわかれるよう。
意見も①放射線治療のみ②CCRT(放射線+化学療法)③化学療法のみ④追加治療なしの4パターン。
①は、局所治療としては手術で十分だったと判断+腺癌に効きにくいこともあり、積極的にすすめない。
CCRTまで強力な追加治療でなくてもよいのでは、と言われ、
提示された選択肢は化学療法単独か、追加治療なしか。
しなくてもいいなら、抗がん剤はしたくない。
でも、追加治療をせずに再発したら、「抗がん剤をしていたら再発しなかったのかな」って絶対に後悔する。
だから、化学療法をすることに決めた。
抗がん剤しても再発するかもしれないけどね。
誰か、未来を教えてほしいな。
レジメンはTC療法(パクリタキセル+カルボプラチン)になった。
アレルギー出ないといいな、副作用軽いといいな、腎障害ないといいな。
脱毛はわかっていてもやっぱりショックだろうな。
いろんな思いがあるけれど、前向きに頑張ろうと思う。
治療が一段落したら、どこか旅行に行きたいな。
「治療頑張ったね」のご褒美。家族に「支えてくれてありがとう」のお礼。
それに向けて、がんばろうね、私。
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