【子宮頸がんの記録#5】円錐切除入院
2泊3日の入院。
以前は1泊2日の入院だったが、コロナ禍になってコロナのPCR検査を入院時にする必要があるため1日長くなったそう。
コロナが5類に移行した後も、大病院には重症な患者さんが多く入院しているため面会制限や入院時のPCRなどのルールはそのままのところが多い。
入院1日目
コロナの検査をして、陰性を確認しないと入院できないので朝一から病院。
この日は遠くから母に来てもらっていて母に送ってもらった。
結果が出るのに1時間。
私の前までは順調に呼ばれたのに、私だけ飛ばされて次の人が結果を聞いていたから、陽性かとびくびくしたけれど無事に陰性。
初日はやること何もないのでのんびり。
子どもと夜テレビ電話したら子どもが泣いてしまって、早く帰りたくなってしまった。
久しぶりにゆったりとした時間を過ごしているので読書。
母がくれた、西加奈子の「くもをさがす」を読んだ。
海外在住の悩みは首がもげるほど同意したし、海外でがん治療をするって相当強くないとできない。
私は帰国してからの発覚でよかったのかもしれない。
このときは私は癌じゃない可能性のほうが高いって思っていたから、どこか他人事のように読んでいた気がする。
入院2日目
緊張もせず、夜はよく眠れた。
手術は午後で、朝食は食べてOK、昼食は欠食。
先生が忙しいらしく、予定の1時間遅れで手術開始。
脊髄くも膜下麻酔(意識あり、下半身の感覚なし)で行う病院もあるが、B病院は静脈麻酔での手術だった。
私服の寝巻きのまま手術室で横になって、すぐ静脈麻酔(プロポフォールとロピオン)がはじまって、眠くなった。
名前を呼ばれて起きたら終わっていた。一瞬でびっくり。
1時間くらいの予定だったけれど、出血が多くて2時間くらいかかったらしい。
出血量も出ない人はほとんど出ないけれど、私は600ml出たらしく、開腹手術相当だったらしい。
痛みはなかったが、まだ麻酔が残っていて、ひたすら眠い。
体が沈み込むように眠った。
ごはんは麻酔の副作用で気持ち悪くて食べられない人もいるようだが、そこは食い意地を見せて完食。
その後も頭が重くてまた寝て、夜中は3回起きたけれど、まずまず眠れた。
入院3日目
ガーゼを抜いてもらって、診察も問題なしで退院。
貧血の影響か、立ちくらみはあるから気をつけないと。
あっというまの3日間。
特に痛みもなく、手術を受けたという実感もなかった。