潜在意識を説得することにした-Misión1により分かったこと-
Misión 1 移住したい理由を明確にする
ミッションを自分自身に課してはみたものの、さて、どうするか?今まで、直感で生きてきて、深く自分の内面と対話などしたことがない私だから、その方法さえ皆目検討がつかないのだ。
が、持つべきものは友達だ。以前、マインドマップ講座に行くと言っていたのを思い出した。
マインドマップ、すなわち心の地図ということだろうから、きっと、私の心の内を教えてくれるに違いない。
見様見真似で作ったのが、こちら
本来は、真ん中に核となる言葉を入れて、四方八方に枝葉を広げるように作るらしいけれど、発想を広げるというよりは、内面を覗くという作業なので
ちょっと違うパターンで書き出してみる。
「移住したい理由を明確にする」というお題の答えは、「好きだから」となってしまうので、「なぜ、好きなのか」を探ることから始めてみる。
好きになったきっかけは、スペインに行ったことだろうということは予想がつく。現地を訪れ、現地の景色や風景を見、現地の食べ物を食べ、現地の人たちと交流する。この経験を通して、私はスペインを好きになったはずだ。
しかし、日本国内の都市をはじめ数少ない海外旅行で訪れた国でも、同じような行動をしているはずだが、住みたいと思ったことがあっただろうか?
スペインとこれらの都市や国の違いはどこなんだろう。
■マインドマップにより導き出した答え
2003年から2019年までの間に、私は計5回、スペインに渡っている。観光旅行、語学留学、仕事と、訪れ方は様々だが、1つ1つの渡西を紐解いてみた。
最初に訪れたのは2003年。フラメンコの先生と教室の人たち、計4人で7都市を巡るという観光旅行だった。
この時、既にスペイン語の学習をはじめてはいたものの、簡単なことは片言でもなんとか話せるというレベル。
しかし、驚くことに言葉が通じなくて困ったという記憶がない。当時の記録にも、「ホテルのフロントで50ユーロ札の両替をお願いしてみたら、なんとか通じた」や「レストランのカマレロ(ウエイター)と会話が弾んだ」など、スペイン語でやりとりしていることが書かれている。
次に訪れたのが2006年。セビージャで1ヶ月の語学留学だ。初めての一人旅、初めての1人海外旅行。ホームステイする家族とちゃんとコミュニケーションが取れるのか、怖いことはないか、不安でいっぱいだったはずだ。
しかし、この時の日記にも、すごく楽しんでいる様子が記録されている。
ただ学校は楽しくなくて、最後の方は、サボって観光を楽しんだり、バルに入り浸っていたのは、日記に書かれていなくても記憶の片隅に残っている。
次に行けたのが、なんと6年後の2012年。フラメンコの友達と現地集合、現地解散というスタイルでスペインを訪れている。みんなが帰国した後も、私はしばらくセビージャに残り、暮らすように数日間を過ごしている。
4回目は仕事でマドリードへ行くことになり、仕事が終わってから約1週間、セビージャに滞在。現地の友人宅に泊めてもらい、生粋のセビージャ人の暮らしぶりを目にしている。
最後は、2019年。友人との2人旅行だったが、この時も、友人は先に帰国している。マドリードに戻る電車のチケットが満席で買えず深夜バスでの移動になったり、スーツケースが重すぎて階段を上れなかったり。何か困っていることが起こると、その度に街の誰かが手を差し伸べてくれた。楽しかったし、食べ物は美味しかったけれど、何が一番思い出に残っているかと言えば、恥ずかしがらずに手を差し伸べてくれる、やさしい人たちのことかもしれない。
■結論
この5回のスペイン来訪に共通することは、『成功体験』と『幸せ体験』だ。
初めてスペイン語が通じた!初めての1人海外旅行で無事に帰国できた!
→成功体験
見ず知らずの人たちが親切にしてくれた!
→幸せ体験
私は、知らず知らずのうちにスペインで成功と幸せを味わっていたのだ。その結果、スペインなら良いことが起こる、良いことに出合えると刷り込まれ、スペイン(セビージャ)が好き、スペイン(セビージャ)に住みたいと思うようになったのだ。
成功体験と幸せ体験。
これって、最強じゃないだろうか。人は皆、成功と幸せを求めている。
どうだ、潜在意識!スペインなら、この両方が手に入るのだぞ。
さて、この気づきで、潜在意識を少しでも説得できたのだろうか?
これを強固にするために、以下を試してみようと思う。
Work 1 成功体験と幸せ体験を可能な限り思い出す