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紙のブックカバー 伊豆下田の村上書店
僕は本を購入する際に紙のブックカバーをつけて貰うことは基本的にありません。お気に入りのブックカバーをいくつか持っていますし、忙しそうな店員さんに紙を巻いて貰うのが、申し訳ない気がしまして。
ですが、静岡の下田にある書店に立ち寄った際、女性の店員さんが何も言わずに紙のブックカバーを巻いてくださいました。粋な計らいにびっくり。
この書店を立ち寄った経緯ですが、伊豆にカヤックフィッシングに行った時のことです。
伊豆最南端の下田に行ったことがなかったため、足を伸ばしました。下田の街を散策していると、休業中の書店の外壁に張り紙が。
三島由紀夫の来た夏
市ヶ谷駐屯地で自決される前の夏、家族で下田の地で過ごされたとのこと。
三島由紀夫先生のリズールである僕は、『三島由紀夫の来た夏』の本を手にしたことはありませんでした。本を手にしたいと思いましたが、張り紙の店は休業。止むを得ず、近くを探すと紙のブックカバーを巻いてくださった書店が見つかりました。
村上書店さん
店員さんと話すと、『三島由紀夫の来た夏』の本は絶版となり書店には置いていない、とのこと。残念。
しかし、傷心するのも束の間、本に巻いてくださった紙のブックカバーに心を奪われました。無機質で味気ない紙ではなく、天保時代の下田古地図が印刷されていたのです。天保時代は、1830年から1844年までの期間です。この期に、下田が一気に栄えていたったのでしょうか??。歴史に疎いのですが、知的欲求がくすぐられます。時間が取れたら勉強しよう!!
買った本の内容はいまいちでしたが、ブックカバーを貰えたことだけで満足です。こういった粋な計らいは、大好物です。
花子出版も見習わねば・・・。
記事を書いている時に、三島由紀夫先生の『三島由紀夫の来た夏』をインターネットで検索すると、中古で出品されていました。書店で購入したいのですが、絶版ですのでインターネットで買いましょうかね。
花子出版 倉岡
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