伊豆で磨かれた文学
こんにちは。
伊豆の文学碑のメモをしていませんでしたので、記憶を掘り起こしつつ花子出版noteを更新します。
川端康成先生の著書『伊豆の踊り子』の舞台でもあります、中伊豆。また、名歌であります、『天城越え』などなど、様々な歌や詩が読まれています。大自然の持つ、絢爛さと脅威の両方が入り乱れ、近代化されていない日本らしい美の香りが漂っていました。
河津川を覗き込むと、その水量にびっくりしてしまいます。終始、ドバドバと流れています。枯渇を知らない清水。耳鳴りを催すほどの水音ですが、何故か心地よく感じ始めまてしまいます。
情緒ある看板に案内されて歩いていますと、
伊豆の踊り子文学碑が屹立しています。ジャジャーン
伊豆の踊り子の一説が刻まれています。
文学碑の近くにあります福田旅館の逗留中に、『伊豆の踊り子』を書かれたのは有名な話です。川端康成先生はこの窓から河津川を眺望されていました。
僕は近くの宿に泊まったのですが、その宿の大女将さんと、川端康成先生の話をしました。その宿にも、川端康成先生の複数の写真がありました。時代の寵児ですねえ。
それから、文学碑から河津川を上流に歩いてゆきますと、河津七滝があります。一つ一つ、滝の名前があります。『大 滝』『出合滝』『かに滝』『初景滝』『蛇 滝』『海老滝』『釜 滝』
https://www.nanadaru.com/pg386.html
初景滝の側には有名な銅像があります。美男美女。
遊歩道も整備されて、マイナスイオンが心地よいです。
さて、天城は険しい山道です。いや、でした。今は峠を貫くトンネルがあり、車で楽々越えることができます。
大変な峠道ですから、あの文学が産まれた。もし、楽々越えるなら、あの文学は産まれなかった。どちらとも取れますね。いやはや、善悪は森の中。
今年の春、伊豆へ行く予定がありますので、色々な文学碑を巡ってこようと思います。また、更新します。
伊豆、永遠に。
花子出版 倉岡