身体からのサイン
とある平日休み、私は憂鬱に苛まれて項垂れていました・・
それはそれは、
もうこの世の終わりなのでは無いか!?
というほどの絶望感・・。
休日だというのに全く疲れが取れない!!
そう感じてしまうのにも理由があり、その日の前日は、月に一回の上司に対してのプレゼン。
(毎回この日が来るのが恐くて怯える日々でした・・)
毎回泣きそうになるほど詰められるので、
その時も1週間以上深夜遅くまでクマを作りながら必死にプレゼン資料を作成し、それはそれはもう怒鳴られないよう必死に過ごしておりました。
・・・にも関わらず、
その日のプレゼンも。
冒頭から、大きな声で怒鳴りつけられてしまったのでした。。
怒号が鳴り響いたその時、私の中で何かがプツっと切れる音がしたんです。
そしてそれ以降、自分から感情が
サーッと無くなっていきました。
もう笑うことも怒ることも出来ず、ただただ流れる涙を拭うだけ。
そして帰りの電車のホーム、私は立っていることすらできず、しゃがみこみ・・家に帰っても吐き気で何も口に出来ず、顔面が麻痺して動かなくなっていったのです・・。
「ストレスだな・・」
くらいに捉えていましたが、体は本当は最高潮に限界だったんですね。
次の日、休日だというのに、気力が無く絶望感で頭が支配されている状態。
体調が少し治って外に出ても、
何も感じられない・・
一喜一憂する感情を失っていました。
そしてなんとか一日を終え、次の日の仕事に備えて早く寝ようとすると、いよいよ異変が。。
手足が一気に痺れ、寒いのかと、温めても痺れは強くなるばかり。
いくら寝付こうとしても、翌日の仕事のことを考えると全く寝付けず・・・気づくと深夜3時。
焦る私とは裏腹に、どんどん強くなっていく痺れ。そうしているうちに気づくと言い表せないほどの焦燥感から叫び続けていたのです・・(ほんと自分でも怖かった・・・)
次第に痺れは全身に及び、強くなり硬直していく手足、顔面。
これはやばい!
じきに動かなくなる!
そう直感した私は、「119」のダイヤルを押し、なんとか救急車を呼んだのでした…