ウクライナニュースと全会一致の幻想
最近はロシアとウクライナの紛争の話題ばかりですが、報道についてどの様にお考えでしょうか?
近頃ではロシアがウクライナ人への虐殺を行っているという内容で持ちきりなのでプーチンはとんでもない奴だという認識でしょうか?
私も以前であれば疑うことをせずに同じ様に考えていたかもしれません。
では、違うのかというと、ロシアがウクライナを攻撃しているのは事実でしょう。しかしながら、本当に民間人を虐殺しているかというとメディアからの内容では正直言ってわかりません。もしかしたら自作自演かもしれません。
そもそも、戦時中には通常以上のプロパガンダが攻守ともに行われるのが当たり前です。
なぜなら攻撃側は自分達を優勢に見せ相手の意欲を下げてより相手の守りを崩しやすくする一方で、守備側は自分達の防御が機能しており封じ込めていると見せて相手に諦めさせるように仕向けたりといったことが行われます。お互いに正当性や同情を買って援軍や援助をもらったりということもあるでしょう。
当然ながら現在であればありとあらゆるメディアを使って様々なプロパガンダが行われます。
現在のメディアから伝えられている内容は一方的にロシアが悪という報道に終始していますが、本来メディアというものは多角的視点から情報を視聴者へ伝えなければなりません。
しかしながら、現在の報道のどこに多角的視点というものが存在しているとおもいますか?
私はジャーナリズムなど存在しないと考えていますが、それを差し引いても酷い有様です。
ところで、「満場一致のパラドックス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
かなりざっくり言うと、例えば会議などで多数決を行い、もしも全員の意見が一致した時その決定は間違っているかもしれないという統計学的な矛盾を指す考えです。
何故この様な話をするのかと言うと、満場一致が起こる場合というのはそこに至るまでのプロセスやシステム自体に問題が潜んでいるかもしれないからです。
人間には確証バイアスと呼ばれる、先入観や偏見、記憶違いなどで思い込んだ自分に都合の良い内容や情報を信じ易い傾向がある為、多数決における満場一致では確証バイアスが働く可能性が高くなります。
占いなどはバイアスがかかる良い例です。
世の中の情報で同じ方向を向いている場合は、疑ってかかった方がいいでしょう。
武漢コロナの件はその最たる例と言えるかもしれません。
テレビで言ってた。新聞に書いてあった。○○さんが言ってた。等等、入ってきた情報を鵜呑みにするのは簡単ですが、一度自分の中で咀嚼してその情報が正しいのか、他の情報はないかという視点で考えて頂きたいと思います。
情報を鵜呑みにした結果が、批判されるだけならまだマシですが、自分の生活や命が脅かされることになれば目も当てられません。
煽りと受け取られるかもしれませんが、私は現在の世界情勢はそれだけ不穏だとの認識でいます。
しかし、繰り返しになりますが、ここで発信している内容についても同様に鵜呑みにせず一人一人が判断して頂きたいです。
目に止まった誰かの役に立つことを願って。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?