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駆除人(原液)四巻が出たぞー! モホス文明とボリビアに思いを馳せながら

 駆除人(原液)四巻が出た!

 ゴールデンウィーク中、嫁の実家、旦那の実家に行って、特にすることもなく暇な人は必ず買って読むといいと思います。

 4巻は本当に気持ち悪い精霊が出てきますが、世の中的に徐々に善意のふりをした悪事が山ほど出てきているので、ちょうどよかったのかもしれない。
 というか、多すぎないか。マジで。

 自分たちがやってあげているなどというゴミのような仕事があるらしいが、根本的に儲かるからやるのが仕事だ。儲かりもしないのに、やるのは誰かを搾取しているので、悔い改めた方がいい。

 4巻では我らが、コムロカンパニーグレートプレーンズという平原の国で南部開発をする話だ。
『ゴーストリコン』をやっていたからボリビアなのか、ウユニ塩湖に取材に行きたいからとか、いろんな理由は思いつくが、単純にモホス文明がこれほど知られていないことの方が不思議だったからだろう。

 どの文明でも大河の近くで発展している。であれば、アマゾン川付近で発展していないのはなぜだろう、という疑問が浮かぶのが人情だろう。
 しかも、二巻の砂漠跳び飛蝗の時と同じように、日本人が研究している。
 研究者を応援するのが、この作品におけるサブミッションなので、やらない手はない。

 ということで、書いたのが駆除人4巻の水の精霊編だった。
 キリスト教的な自己犠牲による愛の弊害は織り込んだのは、たぶん、2000年代に入って、世界中のショタコン神父が訴えられて財政難になっているのを見たからかもしれない。

 日本の文芸界のヤバさもあって、この話を童貞には向けないと決めたのもこのころだと思う。単純に、無職童貞に向けた作品が多くなる中、チャレンジ精神もないのに足を引っ張る批評を真に受けている人たちを見て、バカなのではないかと思っていた。
引きこもりは暇だからアクセス数が伸びているだけで、購買層と明らかに区別した。
 実際に、今でも童貞を批判するとたくさんの批判が来るが、別に童貞であろうとなかろうと皆等しく発言権はあるし、人権も認められている。
 だが、なぜか自己の劣等感を武器にして、殴りかかってくる現象が多くなったのもこのころではないか。人への興味や世界への興味がなく近視眼的になり、自己陶酔をしている人たちも多い。本当の怖さはこういうところにあるな、と今でも思う。
 劣等感を武器にするのはいいが、自分の汚さを見なくていい理由にはならないし、自分の愚かさを人間全体の愚かさに転嫁する愚か者も増えているように見える。他者を二元論的にしか考えられなくなっている人たちもよく見る。
 童貞というレッテルを張って批判はしないが、そのレッテルを狂気に変えている者たちは批判したい。人類は皆童貞だったし処女だった。普通だ。特別でもないし、そこら中にいる。そこに何らかの劣等感を抱く必要はないし、大人になってこじらせるくらいなら手伝ってくれる場所もあるので調べて行動をすればいい。
 傷つくのが怖いのはわかるが、百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず、百行は一果に如かず、百果は一幸に如かず。
一歩目で転んでも、まだまだ先がある。立ち上がってくれ。

 政治家も含めて、どんどん他国のハニートラップに引っかかっていき、裏金問題に不倫、卑猥なパーティーなど実際に表に現れ始めてもいる。
 皆に選ばれた政治家でさえ、行動力だけあって、結果も出さずにこんなものだ。

 駆除人は、もちろんそういう話ではないし、民主主義や自由主義が守られるべきだ。 迷いながらも、考え続ける覚悟を持つ方がよいのではないかというメッセージも含めた。
「私のための物語を書け!」という人たちもいるが、駆除人は懸命に汗を流し働く人に向けた話だ。

 ちょうど異世界ではコムロカンパニーが南半球に行く前。立派さとはなんだろうと考えていたように思う。金でもなく、モテることでもない。
 ただ、少なくとも日本人として、教育と勤労という精神はあるのではないかとは思っていた。
 自分は相変わらず、市井の人たちに向けた市井の人たちの話を書いている。おそらく立派な人というのはそういう人のことだ。
 
 4巻で主人公たちは広大な平原に立った。平らな土地の歪んだ国の因習に、立ち向かう話でもある。

 是非、読んでみてください。
 円安に付き、100円値上げさせてもらった。理解のほどをよろしくお願いいたします。

駆除人(原液)四巻
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW1CYLHV


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