この話はきっと未来の自分に届く

自分には才能があると思って書いている。
そうじゃなきゃ手なんか動かない。
自分が凡人だって気がつくのがずっと怖い。
ずっと勘違いして文章を書いていたい。
勘違いの中でうちに生み出されたものが、いつか本物が混じるんじゃないかって思ってる。
ずっと誰かの真似事ばかりだ。
 才能のある人間が羨ましいし、米津玄師を妬むし、村上春樹が羨ましいし、三秋縋になりたい。
 だけど、どこまでも自分は自分なので、諦めと虚栄心をもって文章を綴り続けなければならない。
これは生まれてしまった使命だとおもう。
魂が書きたがってるんだ。
嘘をつけないからどうにかして、生きていて良かった瞬間を待っている。
お前は何が生み出せんだ?って常に自分に喧嘩を売ってなきゃ奮い立つものなんてないから。
まだ才能があるって勘違いして生きていたい。
俺の書く文章が誰かにどうしようもなく刺さって、崇拝してくれる存在になれるって思っていたい。
凡人だなんて気がつくのは体が動かなくなってからでいい。
今は体が動くから、魂が高まる方へ体を進め続けたい。
俺は生まれてきたんだからどうにかして自分の人生に納得したい。
俺は生み出さなきゃいけない星の元に生まれたんだ。
だから、小説を書くしエッセイまがいのことを続けていく。
俺は自分を嫌いになりたくない。
どうか未来の自分に頼みたいことがある。
 自分の人生に満足できるまで夢なんて諦めないでくれ!いつまでも夢を見て馬鹿だって言われても、お前の人生だろ!
お前のみんなひとつしか人生を生きていないのに、他人のことを笑ったり馬鹿にしてる暇なんてないだろ!
どうか!曲がらないでほしい!

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