書き続けてくれ

僕らは懐中電灯しか持ってない。
目の前の数メートルしか照らせないライトで歩いている。
一人で足元を照らしながら、慎重に歩いていているが、全く進んだ気がしない。どうだろう俺はちゃんと歩けているのだろうか。
もしかしたら、人生はずっと夜で明けることがないのかもしれないと思っている。
ずっと、この懐中電灯で前を照らさないといけないのだろうか。
生きていてよかったと思える朝を探している。
10代が終わって、20代が始まったがあっという間にきっと30代になってしまう。
俺はまだ成長しか知らない。衰えなんて知りたくない。
書き続けなければ死んでしまう。
死にたくない。死んだ顔なんてしたくない。
自分の中の美しいものを尊いものを追い求めて生きていきたい。

就職して、働きながら俺は書いて行けるのだろうか。
俺にそんな体力があるのだろうか。
自分を信じることが出来ない。
毎日、少しずつ書いていける気がしない。けど、小説を書くなら、そうしないといけないんだと思う。

俺には夢がある。
いつか自分の本を出したい。
俺が書いた物語が紙の本になって、誰かがそれを書店で手に取って、僕の文章で誰かの心を奪ってみたい。
僕の文章をもっと読みたい!もっと書いてほしい!って思われるような、そんな素敵な人生を送りたい。

なぜなら、俺も一人の文章の虜だからだ。
憧れてしまったら、その後を追いかけてしまうのが人だろう。
その夢が叶うまで、どうか書き続けてほしい。


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