駆け抜けていった君に追いつけなかった

はい。
こんにちは、こんばんは。
花陽浴です。
年末が近くなり、日の傾きも随分と早くなりましたな。
ついこの前までエアコンの冷房ガンガンだったなぁと思いつつ、冬用の布団やらなんやらを展開しました。
でも令和ちゃん。そろそろ気温含め天候調整、覚えようか。
4年もやってるからね。そろそろね。

さて。
お仕事もそこそこに忙しくなりつつ、よくある現場の線引でイライラしつつ、リコリコifのSS書いたりして過ごしております。
忙しいのは良いことなんだけど、何だかモヤる忙しさ。

で。
書きかけのnoteはいっぱいあるんだけども、また積み重ねるのか、投稿できるのか。

今回はある人について書こうかなと。

――――――――――

いつかは聞こうと思っていたことがあった。
あの時の答えは見つかったかい?
少し意地悪で、多分、聞くべきことではないことだったかもしれない。
でも、もう聞くことができないかもしれないと思うと、聞いてみたかった。
ずっと傍で軌跡を見てきた一人として。
まぁ、ズルいもんでね。
自分にも折り合いを付けたかったんだ。
と言うより、何かを伝えてもらうことで、折り合いを付けてほしかったんだ。

で、結局聞いた。
言葉にしたあとは後悔しかなかったけども。
自分が投げかけられたらどうよ?と。

でも、君は答えは見つかった、と言ってくれたことに僕は安堵した。
何せ傍から見れば道半ばで、別の道に進むと言うのだから、当然、本来の答えは出せてないはずなんだ。
それでも君は笑って言ってくれた。

普通に過ごしていれば、決して立つことがなかった場所で、体験することのなかった場所で、嬉しさも悔しさも寂しさも、この長いようで短い間に重ねてきた君の強さは、僕には真似できそうにもない。

一度躓くと、人はそう簡単には立ち上がれない。
それは僕も身を持って知っているつもりだ。
心が何もかも邪魔をするようになると、思考も体もうまく動いてくれない。
そんな時を過ごした時があるから、君が少し休みたいと言ったときは、正直、もう二度と会えないと思っていたんだ。

それでも、しっかり整えてスタートラインに立った君は、とんでもない快進撃を続けた。
少しのブランクすら感じさせない姿は、君たちを大きく成長させたんだと思う。
その昔、少しの差に遠慮していた君たちが、今や全員を前へ押しやる原動力になっていること。

それどころか、君が居なくなるなんて感じさせないくらいに、存在感を増す日々にちょっと違和感すら覚える。
これで終わるのかと。

これで終わって良いのかと。

これは僕が決めることではない。
君自身が決めることなので、僕がどうこうすることは出来ない。
だから、再確認するように問う。

これで終わりなのかと。

多分、この問はずっと続くと思う。
いつまでも続くと思う。

それでも。
それでも、僕は君に意地悪な質問をぶつけることで救われたんだ。
きっと折り合いを付けれる。
君の出した答えを確かめることで、僕は君が居た証と軌跡を再確認できる。
支えを失うことは、代えがたい痛みがあるけれど、僕には君が残してくれたものがある。
だからきっといつも通りで居られると思う。

いつも通り、君たちが居た証を、居る証を証明し続けよう。
これは君が居なくなっても、君に出来る最低限で、最上限のこと。
それは君が残したものが無くなるまで続けよう。

いつまでも今が続くわけじゃない。
それを考えなかったかと言えば嘘になるけれど、今は考えたくない。
でも、ありがとうは伝えたい。
ありがとうを伝えたい。

もし、届くのなら、あの時の君たちに伝えられるなら伝えたい。

しっかりできてるよ。
誰かの成果を横取りするようなことにはなってないよ。
むしろ君たちだからこそ、出来たことをいっぱい積み上げているよ。

そして、一緒に歩んでいきたいと決意してくれてありがとう。

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