爽やかな朝に、理想の一日を考える
昨日までの雨が嘘のように、すっきりと晴れ渡った土曜日の朝。寝室の窓から流れ込む風は爽やかで、カーテン越しに入ってくる光は柔らかい。旦那が先に起き出して作ってくれたグリーンスムージーを飲み、また、ベッドで少し、微睡む。
ここまで書くと、素敵な朝過ぎて、この後待っている、【出社】が猛烈に嫌になる。笑
いまの仕事に膿んでいた時期は確かにあって。騙し騙し乗り越えてきているんだけど、定期的にやってくる、これでいいんだろうか?現象。
ずっと繰り返している。
泊まり、徹夜勤務のあるいまの仕事をいつまで続けるのか。通っているクリニックは泊まり勤務を止めてはくれない。自分で判断して、選択するしかないんだろう。
今回の定期人事異動で、思い切って希望を出した。泊まりのない勤務を。子供を授かれる仕事を。そう書いたけれど、コロナ禍…定期異動は大幅にずれ込む事に。
やりがいがない訳ではない。でも、負担は大きい。仕事とプライベートのバランスを、比重を、ちょっと見直したいのだ。ずっと、ずっと、ずっと。
理想は、朝、爽やかに目覚めて、旦那と朝ごはんを食べる。仕事に自転車で向かう。オフィスでは、自分のペースで、自分の得意分野を楽しみながら、働いている。書く仕事。記事を書いている。記事の反響に満足する。取材行為もする。取材行為で、人生を前向きに生きている多くの人々と出会う。仕事の出会いがまた、自分の糧になる。ランチは爽やかに。夜、いい時間に退社。近所のスーパーや商店街で、夜ご飯の材料を買って帰る。だんなが帰ってくるまでの1時間で、晩ご飯を作る。二人で食卓を囲む。
満足したら、本を読んだり、映画を見たり。ときに自宅でできるエクササイズをして、お風呂に入って、24時前に寝る。
体は健やかで、肌も髪も美しい。
名前で仕事ができる。
生活に困らない収入がある。
そこに、もし、子供を授かれるのであれば。
また新しい、幸せの形を描いていける。
今のままの生活を続けるのも、一度立ち止まってみるのも、自分の選択。できるかわからない子供に未来絵図を描く軸を置くと、怖い。
つぎ、早くて8月に戻せるであろう、卵は、着床するかなんてわからない。そもそもその前。採卵からうまく行くかもわからない。
いまの仕事を続けるか。妊活に力を入れるのか。生活リズムを整える、その大切さ。すべて、すべての本に書かれているけれど、だれもわたしの泊まり勤務を止めてはくれない。
わからないよ。わからなくなる。
このままで妊娠、できるのか。
先が長くて、辛くなるなあ。
SNSでみる人たちはみんなキラキラと、妊娠生活を楽しんでいるのにね。
わたしには、来るんだろうか。そんな未来が。