ヨハネによる福音書*わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです
さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。
イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。
病人は答えた。
「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」
イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」
すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。
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ヨハネによる福音5.5-8
四旬節 第4火曜日 福音朗読
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苦しい状況があまりにも長く続くと、もう自分が助かりたいかどうかすら、分からなくなることがあります。
助けてほしいという言葉すら、忘れてしまうことがあります。
そんな男性に目を留めたイエス様は、ご自分のほうから言葉をかけてくださいました。
心の中のちいさな希望、そして信仰が、男性を立ち上がらせたのではないでしょうか。
どうか今日も、神様の思いと、わたしたちの心がひとつになり、平和への道を歩むことができますように。
聖母の騎士修道院がある、本河内ルルドへの道も桜が満開になりました。
かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。