見出し画像

マタイによる福音書*もし、からし種一粒ほどの信仰があれば

そして、イエスがお叱りになると、悪霊は出て行き、そのとき子供はいやされた。

弟子たちはひそかにイエスのところに来て、「なぜ、わたしたちは悪霊を追い出せなかったのでしょうか」と言った。

イエスは言われた。

「信仰が薄いからだ。はっきり言っておく。もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる。あなたがたにできないことは何もない。」

---------------
マタイによる福音17.18-20
年間第18土曜日
---------------

どんなときも心のいちばん奥の奥に、からし種をしっかり握りしめていられますように。

もしぽろっとどこかに落としてしまったら、まずは落ち着いて、それからゆっくり探しましょう。

今の自分に必要な恵みを神様に願い求め、困難の中だからこそ、互いに祈りあうことができますように。

*写真は浦上教会の「悲しみの聖母マリア」です。原爆に遭い、両手の指先が吹き飛ばされましたが、今でも聖堂の入り口で毎日私たちを迎えてくださっています(小聖堂の被爆マリアとはまた別のご像です)。

---------------
2021年長崎大司教区
平和旬間世界の平和のためのロザリオ
8月7日(土)
意向『核兵器廃絶を願って』
(旅する教会の神秘)

同じ信仰を生きるものであっても、自己の主張に固執すると分裂が生まれます。核のない世界を実現するために、本来あるべき姿を謙虚に受け入れることができる恵みを願いましょう。
--------------ー

いいなと思ったら応援しよう!

長崎編みロザリオ HANA*AKARI
かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。これからも応援いただければ幸いです。