浦上教会・パウロ永井隆博士追悼ミサ
今日は午後から、教会の所属信徒でもいらっしゃるパウロ永井隆博士の追悼ミサに与りました。
自らも被爆し、奥様の緑さんを亡くしながらも、医師として多く人々の救護にあたり、病に倒れてからも命ある限り執筆活動を続けられました。
まさに絶望に値するような地の底にあっても、希望の光を失わなかった永井先生。
1951年5月1日に帰天されましたので、今年で70年の節目にあたるそうです。
私たちは永井先生をはじめ、戦争や原爆を経験した方々の平和への切なる想いを、どれだけ受け継ぐことができているのでしょう。
祭壇に置かれた、ロザリオを手に天を仰ぐような横顔のお写真を見つめながら、そんなことを考えました。
閉祭の歌は、あめのきさき。
どうか永井先生にも届いていますように。
*写真は聖堂の右手にある、原爆で倒壊した浦上教会を描いたステンドグラスです。
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かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。これからも応援いただければ幸いです。