風は思いのままに吹く
さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。
ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」
イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」
ニコデモは言った。「年をとった者が、どうして生まれることができましょう。もう一度母親の胎内に入って生まれることができるでしょうか。」
イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。
肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。
風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」
**ヨハネによる福音3.1-8 復活節第2月曜日**
信仰を持つことで、風のように、自由に、軽やかになれるってすごいなーと思うのです。
神さまを信じたからといって、辛いことや悲しいことがすべてなくなるわけではないけれど、でもそれを、神さまが寄り添って一緒に背負ってくださるぶん、心は軽くなる。
軽くなったぶん、ひとりじゃとても無理だと諦めていた一歩が、踏み出せるかもしれない。
その一歩で、想像もしていなかった世界が開けるかもしれませんものね(*´꒳`*)
どうぞよき週のはじめを、お過ごしくださいますように。
かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。