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知恵の書*知恵と共にすべての善が、わたしを訪れた

わたしは祈った。

すると悟りが与えられ、
願うと、知恵の霊が訪れた。

わたしは知恵を王笏や王座よりも尊び、
知恵に比べれば、富も無に等しいと思った。

どんな宝石も知恵にまさるとは思わなかった。

知恵の前では金も砂粒にすぎず、
知恵と比べれば銀も泥に等しい。

わたしは健康や容姿の美しさ以上に知恵を愛し、
光よりも知恵を選んだ。

知恵の輝きは消えることがないからだ。

知恵と共にすべての善が、わたしを訪れた。

知恵の手の中には量り難い富がある。

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知恵の書 7.7-11
年間第28主日 第1朗読
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今日はミサのあと、イエス様とゆっくりお話しがしたくて、近くの修道院のお御堂へ初めて寄らせていただきました。

これから決めないといけないことがあるのに、ひとりで考えると、つい現実的な条件が先行してしまいそうなので(それももちろん大切なのですけれど)、神様が私に望んでくださっていることを尋ねたかったのです。

でも、お祈りの途中、心がぐらぐらしそうに。

そのとき、近くでお祈りされていたかなりご年配のシスターがちょんちょんと私をつついて「お祈りの途中にごめんなさいね。よかったら一緒に、主の祈り、アヴェマリア、栄唱を祈ってくださいませんか」と。

そして、シスターとゆっくり、ゆっくり、声に出してお祈りしたあとは、驚くほどスッと心が静かに。

タイミングといい、心の動きといい、神様の心遣いとしか思えない、ほんとうに不思議な体験でした。

今日の第1朗読は、旧約聖書の中の「知恵の書」。

なにしろ膨大な旧約聖書なので、全然読み通せていないのですけれど、今日の朗読部分は「知恵」を「神の愛」と読み換えてみるのも良さそうですね。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。