WinActor【技術ネタ】自動実行環境を整える
こんにちは。
会社で日常業務を行いながらRPA開発や育成に携わっています。
開発を外注に頼るのではなく、業務と平行しながらRPAの開発、保守、運用を行う内製型です。今回は社内で自動実行を行うための方法をご紹介します。
1.WinActorの自動実行は常時ログオンが必須
WinActorで自動実行を行う時、Windows起動時のログイン画面になっているとRPAがエラーを起こします。つまり常時ログオン状態でないと自動実行が出来ません。対象のPCは24時間ログオンが理想です。
2.常時ログオンで必要になるセキュリティボックス
24時間ログオン状態で放置するとなると夜間に誰かが入ってきてデータにアクセス出来てしまいます。そこで必要になるのがセキュリティボックスです。画像のようなボックスにPC本体を入れ、鍵を掛けることができます。
マウスやキーボードは一緒に入れておくか、外して別保管しておきます。
3.常時ログオンのために必要なVNC
Windowsに標準搭載されているリモート接続を行うとRPA端末側ではログオフした状態になります。これを回避するため、VNCというアプリケーションを使用します。ここでは無料で公開されているTightVNCをご紹介します。
複数人で同じ画面を見たり操作を行うことが出来ます。
TightVNCの使用方法はこちらのHPがわかりやすいのでどうぞご参考に。
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4.RPAの起動ファイルを作成
自動実行の設定を行いたいRPAの起動ファイルを作成します。
WinActor Ver.7.3.0 の方法はこちら↓のページをご参考にどうぞ。
5.タスクスケジューラを設定
起動ファイルを使って起動時間などを設定します。
設定方法はこちら↓のページをご参考にどうぞ。
これで自動実行の環境が整いました。
手動実行とは違い、より自動化への意識が高まります。
フルオートメーションを実現しましょう。